“白いディアンジェロ” などと形容され、U.K.経由で大絶賛されている米ポートランド出身の新人シンガー・ソングライター、ジャロッド・ローソン。その初めてのジャパン・ツアー@Billboard Live Tokyo 1st Show を観た。ヴェニューのフロアへ下りると、珍しくステージ中央にグランド・ピアノがドカンと鎮座。そうか、この38歳の遅咲き新人は、コツコツと自主制作でアルバムを録音しながら、ピアノの調律師をやっていたんだった。
好調インコグニートの結成35周年アルバム、降臨。このところのブルーイはホント波に乗っていて、自身のソロ作やベテラン・ギタリストのジム・ミューレンをフィーチャーしたシトラス・サンのアルバムなどを連発している。でもこれは、その流れの決定打と言えそう。インコグニートとしては『SURREAL』以来約2年ぶりのオリジナル新作となるが、去年暮れに編集盤『SOUVENIR FOR JAPAN』を出したばかりで、“間髪入れず”の感が強い。
夏休みもなく、何処へも行けない代わりに、8月中旬はライヴ三昧。その前哨戦的に、今日はライヴのダブル・ヘッダーとなった。まずは青山Bluenot Tokyoで、インコグニート with リオン・ウェアの1st set。速攻で六本木Billboard Live Tokyoへ移動して、マリーナ・ショウの2nd set という、何だかソウル・ジャズのイベントにでも行ったような、ナイスな取り合せとなった。