Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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■ MIRAGE TOUR '82 / FLEETWOOD MAC

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スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが修復できない間柄になり、クリスティン・マクヴィーが2022年に亡くなり…と、黄金期のラインナップでの復活は夢と消えてしまったフリートウッド・マック。マイク・キャンベル(ハートブレイカーズ)とニール・フィン(クラウデッド・ハウス)が参加した最新ラインナップでの新録アルバムは望めそうにないが、昨年出た『RUMOURS LIVE』に続いて、今年は『MIRAGE TOUR '82』が登場した。

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■ CITY POP COLLECTION 9月 playlist

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岩手IBCラジオ、福井FBCラジオ、秋田ABSラジオ、 熊本RKKラジオで毎週オンエアしている『シティポップコレクション』。筆者は奇数月に出演していますが、9月分のセットリストをまとめて。

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■ VAN HALEN 〜 Sammy Hager Era Paper Sleeve Reissues

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気がつけば10月。この夏は異常に暑かったのと同時に妙に忙しく、バタバタしているうちに秋を迎えてしまった感じ。今年もあと3ヶ月、やるべきコトをシッカリやって参りましょう。最近トンとご無沙汰だった紙ジャケCD蒐集癖も、久々に顔を出してしまったコトであるし。大人買いしたのは、ご覧の通り、ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー期・紙ジャケット・コレクション4作品である。

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■ MOONDIAL / PAT METHENY

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もう1ヶ月以上2ヶ月近く前にリリースされているので、もうゲットした方、サブスク等で聴かれた方、情報だけ持ってる方、いろいろだと思うけれど、パット・メセニーがコソッとニュー・アルバム『MOONDIAL』を出している。現状はアナログ、CD、デジタル・リリースで、国内盤のリリースは現状ナシ。ノンサッチを離れた後も何やかんやと国内リリースがあったが、今回はとうとう見送られてしまったようだ。ブルーノート辺りにリスナーを集めるコトはできても、もはや国内リリースできるほどのアーティスト・パワーは失くなった、というコトか。悲しいコトだけど、最近は半ば趣味に走ったようなリーダー作が少なくないし、メセニー・グループ時代の求心力にも乏しいから、致し方なしだろう。かくいう自分だって、こうしてアルバムが出ればゲットするけれど、ジックリ聴き込むようなことはなくなってしまったしなぁ…

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■ GREATEST HITS 1974-2024 〜 How Long Has This Been Going On? / PAUL CARRACK

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英国を代表する職人ブルー・アイド・ソウル・シンガーのひとり:ポール・キャラックが、エースでのデビュー、及び名曲<How Long>のヒットから50年が経つを記念して、そのキャリアを網羅したベスト・アルバムをリリースした。その<How Long>や、マイク+ザ・メカニクスでのヒット<The Living Years><Over My Shoulder>、イーグルスに提供した<Love Will Keep Us Alive>など7曲は、今年レコーディングした新録ヴァージョンで収録している。

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■ GET OUTTA YOUR MIND / DONAVON FRANKENREITER

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ゼロ年代に大きな話題を提供したサーフ・ミュージック/サーフ・ロックの代表的アーティストといえば、まずはジャック・ジョンソン。そのジャックのレーベル:ブラッシュファイアーから04年にデビューし、ジャックに匹敵する人気を得たのが、このドノヴァン・フランケンレイターだ。個人的には、ゆるゆるのジャック・ジョンソンより、もう少しロック寄りのドノヴァンの方が好みなんだよな。

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■ レコードコレクターズ誌10月号【AORの名曲ベスト100】

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現在発売中のレコードコレクターズ誌10月号【AORの名曲ベスト100】、もうお読みいただけましたか? ライヴ続きでスッカリご紹介が遅くなってしまいましたが、筆者もランキングに参加し、総論『AORの現在地を考える』を執筆しています。ベスト100曲は、各選者が30曲選んで順位をつけ、1位なら30点、30位なら1点とポイントを与えて、それを編集部が集計したもの。レココレ誌ランキングのいつものパターンです。自分が100曲中レビューを担当したのは、ボビー・コールドウェル<What You Won't Do For Love(風のシルエット)>(2位)、ビル・ラバウンティ<Livin' It Up>(34位)、アース・ウインド&ファイアー< After The Love Is Gome>(53位)、ナイトフライト<If You Want It>(62位)の4曲。『選者からのもうひとつのおすすめ曲』なるコーナーでは、スティーリー・ダン<Do It Again>を選出。要はコレ、自分が提出した30選で名曲ランキング100曲から洩れた曲を編集部がセレクトしたもので、自分でチョイスしたらコレにはなりませんが…

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■ Nobuyuki Shimizu Presents 稲垣潤一×安部恭弘 Special Live with 清水信之 @ Billboard Live Tokyo 1st Show。

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2週間で10本近い人的ライヴ・ウィークの最後は、Nobuyuki Shimizu Presents 稲垣潤一×安部恭弘 Special Live with 清水信之 @ Billboard Live Tokyo 1st Show。一夜限りのスペシャル・ステージを、サポート・バンドとして出演する GOOD BYE APRIL の絡みで観せてもらった。プロデューサーであるノブさんはもちろん、稲垣さんとも面識があったし(『Light Mellow 稲垣潤一を組んだのはもう7〜8年前か…)、安部恭弘さんは何度か定例ライヴに足を運んだこともあるので、コレは観ておかなくては、と。

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■ 映画『ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか? (WHAT THE HELL HAPPEND TO BLOOD, SWEAT&TEARS?)

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全米No.1 バンドはなぜ失墜したのか?
国家的キャンセルカルチャーに巻き込まれた悲劇のロック・バンドBS&T。
冷戦下の東欧ツアーと半世紀以上を経て発掘された未発表映像があぶり出す、
アメリカVS 共産主義の不都合な歴史。(公式インフォより)

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■ WITHOUT WALLS / MICHAEL SEMBELLO

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これはAOR的には、なかなかのビッグ・ニュース。<Maniac>の大ヒットで知られるマイケル・センベロの86年2nd『WITHOUT WALLS』(A&M) が、3週間ほど前にこっそりCD再発されている。復刻させたのはオランダの再発レーベル:Music on CD。自分もこれまでA&Mの権利を持つユニバーサルで再発プロジェクトに参加する度にリクエストを出してきたが、今まで許諾が下りた試しがなく、あぁヤラレちゃったな、という感じ…。日本ではリリース直後にA&Mの配給契約が変わったため、短期間で2度CDが出たが、それ以降、基本的にリイシューされたことはない。しかも日本以外では未CD化で、ヨーロッパではブートCDが出回ったほど。オフィシャル再発はもちろん世界初で、オリジナルから38年ぶりのリイシューになる。

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■ ブレッド&バター 55th Anniversary Live 〜LATE LATE SUMMER 2024〜 @ヒューリックホール東京


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飛び石で4連チャン、2週間で8日目、アーティスト数では11本目に当たるライヴ鑑賞は、超・お馴染みのブレッド&バター、55th Anniversary Live 〜LATE LATE SUMMER 2024〜 @ヒューリックホール東京。初めて出掛けたホールだけれど、有楽町マリオン11階にある劇場型イベント・ホールで、2018年にオープン。映画館を改装しただけあり、座り心地の良い豪華シートが特徴だ。

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■ Blue Note Jazz Festival in Japan @ 有明アリーナ Day2

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2週間で9本という個人的ライヴ・ウィークのハイライト、Blue Note Jazz Festival in Japan @有明アリーナ Day2 に足を運んだ。前回のBlue Note Jazz Festival は第2回に当たる2016年、横浜赤レンガ倉庫の野外特設ステージでアース・ウインド&ファイアー、ジョージ・ベンソンらが出演した。その後ドナルド・フェイゲンをメイン・ゲストに開催が発表されたが、ラインアップも大して公表されないうちに敢えなく中止。原因は相方ウォルター・ベッカーの急死でフェイゲンが出演をキャンセルしたことと言われるが、正確なところは発表されていない。今回の開催はそれ以来で、2daysでの開催は今回が初めてなのかな? 自分的には3度目ながら、今回はオフィシャル・サイトにシカゴの紹介原稿を書いた関係で、ラッキーにも2日目にインヴィテーションを頂いた。用意されたシートは3階後方で、ステージからの距離は遠いものの、新しいアリーナだけに意外と見やすい。ザッと見たところ、2階席までイッパイ。3階は正面のみ8割がた埋まっていたな。

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■ STAINED GLASS / VENICE

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70年代ウエスコースト・ロックを今に蘇らせるカリフォルニアの良心、
ヴェニス。  
美しいハーモニーでオランダ中心にヨーロッパで大人気を誇り、
ジャクソン・ブラウンや故デヴィッド・クロスビーが絶賛。
メイン・シンガーのキップ・レノンは、アンブロージアでも活躍。
ヨーロッパ諸国に遅れをとった日本は、
4年ぶりのニュー・アルバムで彼らを認めることができるのか?


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■ GOOD BYE APRIL Billboard Live Tour 2024 @ Billboard Live YOKOHAMA 1st Set

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64歳の誕生日は、横浜まで遠征してGOOD BYE APRILのライヴ・ツアー『Billboard Live Tour 2024 with special guest 土岐麻子&ヒグチアイ』を。11月に発売されるメジャーでの初アルバムにライナーを寄稿させてもらった関係で、お呼ばれしたのだ。ただし発売まではまだ時間があるので、今ツアーの冠は、5月発表<ニュアンスで伝えて feat. ヒグチアイ>と7月発表<ふたりのBGM feat. 土岐麻子>のダブル・リリース記念になる。

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■ RYUSENKEI @ Billboard Live 2024 〜 ILLUSIONS

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19日(金)は、新生・流線形 = RYUSENKEI のバンド編成初ライヴ@Billboard Live Tokyo。ALFA MUSICへ移籍したのと同時にレコーディングの手法をグレード・アップし、それに応じてメンバー構成もより強力な陣容に。それを受けてのライヴということで、サポート・バンドのラインナップも大きく変わった。変わってないのは、ギターとパーカッション。サックスは前回ライヴから引き続きの参加になる。初参加のドラム海老原諒は、以前LIVE Light Mellowでもお世話になった若き名手。更に若いベースTAIGAとも面識アリで。実質的な『イリュージョン』レコ発ライヴであり、それがどう再現されるのかを楽しみにしていた。

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映画『ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか? 』 絶賛公開中!bs&t movie
パンフレットに解説を寄稿しています。是非お読み下さい。
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 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records


◆リリース一覧はココから◆

joel sarakura_soft focus
ジョエル・サラクラ / ソフト・フォーカス
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Tower Records

mighty soulmates 2
ザ・マイティ・ソウルメイツ Vol.2
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Tower Records

vladimir cetkar 024
ヴラディミール・チェトカー / レット・アス・ビー
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Tower Records

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ヴェニス / ステインド・グラス
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Tower Records

dane donohue_new
デイン・ドナヒュー / LAレインボウ
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Tower Records

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ステイト・カウズ / ザ・セカンド・ワン・リダックス
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Tower Records
選曲しました
neighbors_made in street 3
■Neighbors Complain■
Made in Street 3 (Live Covers)
スタジオ・ライヴのカヴァー・シリーズ3作目はシティポップ。まずは配信リリース開始
https://linkco.re/UxfEaz6E
LPは8/3 City Pop on Vinyl
Tower Recordsで予約
CDは9/11リリース
Light Mellow 和モノ アーティスト・シリーズ
Light Mellow 森園勝敏LM 森園勝敏
四人囃子、プリズム、ソロ・アルバムから15曲をセレクト
詳細はコチラから
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ラジオ レギュラー出演中
city pop collection banner
ネット局が増えました。
岩手IBC 木曜16:30-16:50
福井FBC 金曜12:10-12:40
秋田ABS 土曜16:30~16:50
熊本RKK 日曜22:30- 23:00
radiko Premiumで何処からも
カナザワ奇数月に出演中
Liner Notes
goodbye april_heartdust
GOOD BYE APRIL / HEARTDUST
amazon(メガジャケ付き)
amazon(特典なし)
Tower Records

geyster 024
ガイスター / イット・オンリー・テイクス・ワン・マン(国内仕様盤)
Tower Records

thierry condor best
ティエリー・コンドール / エッセンシャル・コレクション・アンド・モア(国内仕様盤)
Tower Records

toshiya igarashi
五十嵐寿也 / LADY DANGER (タワー限定)
Tower Records

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ブレッド&バター / ザ・シングルズ
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Tower Records

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チャンプリン・ウィリアムス・フリーステッド / CWF 3
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Tower Records

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アン・ルイス / ピンク・キャット+5
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Tower Records

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高村亜留 / ARU FIRST
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Tower Records

レギュラー執筆中
●ALFA MUSIC公式note、【アルファミュージック考現学】に寄稿しています。
ALFA+アルファ〜ALFA INTERNATIONAL
最新更新は Billy & The Beaters
8F0E6828-EA23-4BF7-B1CB-B7DD728C0C31

●ギターマガジンWEB にコラム連載中。
『シティ・ポップ・ギター偉人伝』第5回
松下誠の職人ギター・プレイを楽しむ10枚|連載『シティ・ポップ・ギター偉人伝2024-0621-syokunin-guitarist-makoto-matsushita-0001

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