ead9c36b.jpg別にaosisと組んで仕事してるから言うわけじゃないけれど、最近の和モノ・グループで一番シックリ来るのが、このparis match。だいぶ前に完パケた音をCD-Rでもらって、カーステレオなどで聴き倒してたから、商品サンプルを頂戴してもあんまり聴かないかな?なんて思ってたら、やっぱりしょっちゅう聴いてる。なんか気持ちイイんだよね、マリちゃんのヒヤッとした声が。特に今日みたいに39℃とかいう尋常じゃない暑さの日は、彼女の突き放したような歌声がヒンヤリ心地よい。

自分がpmを一番好きなのは、そのフレキシブルなサンプリング感覚。アーティストが自分の作品に洋楽のエッセンスを取り込む方法にはいろいろあるけど、彼らの場合、カヴァー、引用、パクリ、インフルエンス、そしてサンプリングと、何でもアリのような気がする。ネタに対するコダワリはあっても、具体的な手法については柔軟なのだ。そこがとても新鮮だし、いかにもクラブ世代のユニットだと思う。だから今回もニヤリとさせられる瞬間がアチコチにちりばめられていて、思わず繰り返して聴いちゃうのだ。完全に彼らの作戦勝ちである。

ひと際暑そうな今年の夏、彼らにご厄介になる機会はますます増えそう。