MotownやBlue Noteで活躍したproducer、Larry & Fonse Mizell。その兄弟が72〜76年にBlue Noteへ残した音源からチョイスしたコンピレーション。輸入盤では少し前から出ていたけれど、例によってCCCDだったので、ずっと買わないでいた。そうしたらいつのまにか通常CDの国内盤が出ていたので、勇んで購入。先日書いた米SONY BMGの問題もあるからね。「君子危うきに近寄らず」です。さて、このマイゼル兄弟は、70年代に活躍したクリエイター・チーム。“Sky High Production”の名で活動し、修行期にあたるMotown時代には、旧友フレディ・ペレンと共に、マーヴィン・ゲイやマイケル・ジャクソン、マーサ&ザ・ヴァンデラスらに関わった。そしてBlue Noteで華開き、ドナルド・バードやボビー・ハンフリー、ゲイリー・バーツ、外部でもテイスト・オブ・ハニー、LTDなどを手掛けている。数こそ決して多くないが、近年はクラブ方面からの再評価が著しく、DJたちの間ではポピュラーな存在だ。こうしたコンピが組まれたのも、そうした人気が高いから。98年にもUK Blue Noteで『SKY HIGH』というプロデュース・ワークス集が組まれていた。
そして全11曲から成る、このコンピ。気になるのは、なんとドナルド・バードが6曲と半数を占める偏りぶりだ。まぁブラックバーズ同様、バードの後見によって浮上した連中だから仕方ない面はあるのだが、実はマイゼル兄弟も一番気に入ってる仕事らしい。フュージョン史的には『BLACK BYRD』がよく取り上げられるけれど、カナザワ的にはその後の『STREET LADY』『STEPPING INTO TOMORROW』『PLACES AND SPACES』とかの方が好きかな。<Lansanna's Priestess>なんてあまりにカッコ良くて、もぅ〜タマリません。さらにボビー・ハンフリーが2曲、ランス・アレンが1曲、ゲイリー・バーツが未発表1曲、オマケに74年録音の MIZELLSTORY名義の未発表曲と、聴きドコロは多い。05年最新リミックスも入っているので、エッ!活動再開!?なんて期待も膨らむ。
そもそも日本じゃココいらへんのBlue Note物は、メーカーにもジャズ・ファンにも軽視されたまま。MURO監修でポツポツ再発された以外は、ほとんど無視されている。別に往年のBlue Noteコレクター、オーセンティックなモダン・ジャズ・ファンのお歴々にマイゼル兄弟を評価しろ!とは言わないけど、いわゆるクロスオーヴァー/フュージョン・ファンが注目しないというのは、まったくもって解せないハナシだ。
例えば某フュージョン・ガイドでも、ドナルド・バードに触れたくらい。あとは“クラブ・ジャズ”みたいなコーナーを作って、そこに押し込んでしまっている。まるでクサイもには蓋を、っていうような扱いだ。確かに今までのフュージョン史からいえばそうかも知れないけど、こうしたロックとかフュージョンは時代性とは絶対切り離せないわけで、いつまでも20年前と同じ定規で計っているのはどうかと思う。クラシックじゃないんだから。メディアもアカデミックな部分の革新には目が向くけど、クラブ・ジャズのようにアンダーグラウンドな進化のダイナミズムには目を向けない。そこをもっと真摯に捉えないと、明日のシーンを担う若いリスナーに面白く見せることは出来ないと思うな。
そうした意味では、このマイゼル兄弟への評価の仕方によって、その人が現在のフュージョン/クロスオーヴァー・シーンをどう見ているか、おおよその見当がつく。「ネタだよね」だけじゃ何もならないワケだ。どうしてネタになるのか、ここに入ってるグルーヴ、レアなライヴ感覚、ヴィンテージ感、それらを自らの皮膚感覚で感じ取っているかどうか(知識としてではなく)。その踏み絵がこのコンピ『MIZELL』といえる。ウオッ! 今、亡くなったシリータがバーツの曲で登場してきた。So Cute!!!
そして全11曲から成る、このコンピ。気になるのは、なんとドナルド・バードが6曲と半数を占める偏りぶりだ。まぁブラックバーズ同様、バードの後見によって浮上した連中だから仕方ない面はあるのだが、実はマイゼル兄弟も一番気に入ってる仕事らしい。フュージョン史的には『BLACK BYRD』がよく取り上げられるけれど、カナザワ的にはその後の『STREET LADY』『STEPPING INTO TOMORROW』『PLACES AND SPACES』とかの方が好きかな。<Lansanna's Priestess>なんてあまりにカッコ良くて、もぅ〜タマリません。さらにボビー・ハンフリーが2曲、ランス・アレンが1曲、ゲイリー・バーツが未発表1曲、オマケに74年録音の MIZELLSTORY名義の未発表曲と、聴きドコロは多い。05年最新リミックスも入っているので、エッ!活動再開!?なんて期待も膨らむ。
そもそも日本じゃココいらへんのBlue Note物は、メーカーにもジャズ・ファンにも軽視されたまま。MURO監修でポツポツ再発された以外は、ほとんど無視されている。別に往年のBlue Noteコレクター、オーセンティックなモダン・ジャズ・ファンのお歴々にマイゼル兄弟を評価しろ!とは言わないけど、いわゆるクロスオーヴァー/フュージョン・ファンが注目しないというのは、まったくもって解せないハナシだ。
例えば某フュージョン・ガイドでも、ドナルド・バードに触れたくらい。あとは“クラブ・ジャズ”みたいなコーナーを作って、そこに押し込んでしまっている。まるでクサイもには蓋を、っていうような扱いだ。確かに今までのフュージョン史からいえばそうかも知れないけど、こうしたロックとかフュージョンは時代性とは絶対切り離せないわけで、いつまでも20年前と同じ定規で計っているのはどうかと思う。クラシックじゃないんだから。メディアもアカデミックな部分の革新には目が向くけど、クラブ・ジャズのようにアンダーグラウンドな進化のダイナミズムには目を向けない。そこをもっと真摯に捉えないと、明日のシーンを担う若いリスナーに面白く見せることは出来ないと思うな。
そうした意味では、このマイゼル兄弟への評価の仕方によって、その人が現在のフュージョン/クロスオーヴァー・シーンをどう見ているか、おおよその見当がつく。「ネタだよね」だけじゃ何もならないワケだ。どうしてネタになるのか、ここに入ってるグルーヴ、レアなライヴ感覚、ヴィンテージ感、それらを自らの皮膚感覚で感じ取っているかどうか(知識としてではなく)。その踏み絵がこのコンピ『MIZELL』といえる。ウオッ! 今、亡くなったシリータがバーツの曲で登場してきた。So Cute!!!









































ちょっと質問なんですが、女性シンガーでジャケットは黒っぽいジャケットで86〜89年にAtlanticからリリースされ、Bobby Caldwellの「What you won't do for love」をカバーしていた女性シンガーを憶えていませんか?。LPのみリリースで、たしか日本盤は未発売だったと思います。