来年ストレンジ・デイズ・レーベルで、ピーター・バーデンスの1stソロ、2ndソロがリイシューされる。そこでカナザワに1st『THE ANSWER』のライナーを書け!とのお沙汰が。昨年BMGで再発された『HEART TO HEART』でもライナーを書かせてもらったから、この人の解説は今回で2度目になる。でもキャメル愛好家としては、文句ナシに嬉しい!このピーター・バーデンスは、叙情派プログレの名バンド、キャメルのオリジナル・キーボード奏者として、知る人ぞ知る存在。でもキャメル参加以前の足取りを追ってみると、ブリティッシュ・ロック黎明期のロンドンでキーパーソン的な役割を果たしており、相当な重要人物だったことが分かる。例えば、初めてのレコーディングとなったハミルトン・キングズ・ブルース・メッセンジャーズには、キンクスのレイ・デイヴィスが在籍。次のTHE CHEYNESはミック・フリートウッドと、のちにスペンサー・デイヴィス・グループへ行くフィル・ソウヤーがいた。このTHE CHEYNESは3枚のシングルを出すが、2枚目のシングルはストーンズのビル・ワイマンがプロデュースし、B面曲を提供してくれたという(ベースも弾いた!)。その後ピーターはヴァン・モリソンに誘われ、ゼムの結成に参加。しかし数ヶ月で脱退し、自分のバンド、ピーター・Bズ・ルーナーズを立ち上げた。この時のメンバーは旧THE CHEYNESのフリートウッドとソイヤーに、ピーター・グリーン。そう、かのフリートウッド・マックの誕生は、ピーターが仲介役だったのだ。
その後もピーター・Bズ・ルーナーズでジャズ/R&Bのインストをプレイしていた彼だったが、限界を感じたのか、モータウン・スタイルのソウル・バンド結成を目論み、ツイン・ヴォーカルを擁するショットガン・エキスプレスをスタートさせた。その片割れが、まだジェフ・ベックとの邂逅前のロッド・スチュワートである。しかしこのバンドは個性派が揃ったためかマトモに機能せず、ピーターはブルース・トーマス(クイーヴァー〜アトラクションズ)と新バンドVillageをスタート。そこではキース・エマーソン張りの激しい鍵盤プレイを展開したらしい。しかしこれも上手く行かず、メンバー募集記事を見たキャメルへ加入する。このアンソロジー・アルバムでは、そうした時代の楽曲がCD2枚に満載されている。キャメル好きは必聴ですぜ。
そういえば、最近のオヤジ系ロック雑誌にプログレの特集があり、キャメルの紹介に「ピーター・バーデンスのバンド」とあった。確かに彼の華麗な経歴から、デビュー当時のキャメルがそう見なされたのは事実。しかし彼は78年にバンドを脱退し、今はアンディ・ラティマーのプロジェクトと化している。それなのに、今になって「ピーターのバンド」とは…。オヤジ系ロック雑誌は音楽専門ではない大手出版社が出してるケースが多いが、ロック・カルチャーを語る的な体裁を取る一方で、専門知識はこの程度のていたらく。路線もほとんど懐メロ指向で、ありゃあ演歌がロックになっただけというのが多い。でもその手の雑誌が増えたということは、そこそこ売れているんだろうなぁ。温故知新はイイけれど、懐メロ化はかなり悲しい。
その後もピーター・Bズ・ルーナーズでジャズ/R&Bのインストをプレイしていた彼だったが、限界を感じたのか、モータウン・スタイルのソウル・バンド結成を目論み、ツイン・ヴォーカルを擁するショットガン・エキスプレスをスタートさせた。その片割れが、まだジェフ・ベックとの邂逅前のロッド・スチュワートである。しかしこのバンドは個性派が揃ったためかマトモに機能せず、ピーターはブルース・トーマス(クイーヴァー〜アトラクションズ)と新バンドVillageをスタート。そこではキース・エマーソン張りの激しい鍵盤プレイを展開したらしい。しかしこれも上手く行かず、メンバー募集記事を見たキャメルへ加入する。このアンソロジー・アルバムでは、そうした時代の楽曲がCD2枚に満載されている。キャメル好きは必聴ですぜ。
そういえば、最近のオヤジ系ロック雑誌にプログレの特集があり、キャメルの紹介に「ピーター・バーデンスのバンド」とあった。確かに彼の華麗な経歴から、デビュー当時のキャメルがそう見なされたのは事実。しかし彼は78年にバンドを脱退し、今はアンディ・ラティマーのプロジェクトと化している。それなのに、今になって「ピーターのバンド」とは…。オヤジ系ロック雑誌は音楽専門ではない大手出版社が出してるケースが多いが、ロック・カルチャーを語る的な体裁を取る一方で、専門知識はこの程度のていたらく。路線もほとんど懐メロ指向で、ありゃあ演歌がロックになっただけというのが多い。でもその手の雑誌が増えたということは、そこそこ売れているんだろうなぁ。温故知新はイイけれど、懐メロ化はかなり悲しい。



































実際、ロイ・ウッドやP・フロイドのシド・バレットが忘れられがちなのは
彼らが抜けてから後の方が、バンドが大成功を収めたという現実があるからであって、キャメルの場合は、一般的な代表作といわれるアルバムがバーデンス在籍時に集中しているためにそんな穿った紹介がされてしまったのでしょう。
でもキャメルはラティマーのバンドですよ、絶対に。
HEART TO HEARTは買うのに躊躇してます、そろそろヤバイかな。