crystal_knight年末あたりから車でJ-WAVEを聴くたびに耳にしたのが。この新人女性シンガー、Crystal Nightの『SWEET MELODIES』。実はカナザワがライナーを書いたこともあって、こうした扱いはとても嬉しい。でも別にヨイショではなく、ホントに内容が素晴らしいのダ。
ジャケのアートワークは今ドキのニュー・クラシック・ソウルっぽい雰囲気だけれど、実際はそうした空気を漂わせつつも、かなり80’s的。早い話がブラック・コンテンポラリーぽさが強く、いわゆる70年代のニュー・ソウルよりもアーバンな香りが立ちこめる。当人はMinnie Ripertonに傾倒したというが、もっとストレートに言ってしまうと、ズバリ、Sade mees Robarta Flack。エレガンスとインテリジェンスを強調しながら、周囲に惑わされずに自分のスタイルを貫くスタンスが実に良く似ている。

現在パリで活躍すクリスタルであるが、その出身地は、今やヒップ・ホップのメッカと化しているアトランタ。しかも現地の名門女子大に学び、卒業後はニューヨークでアナリストとして働くことになっていたらしい。でもそれを反古にし、自分の夢を実現すべくパリへ。若い女性にしては根性が座っている。もし自分の音楽性を考えてフランスへ渡ったのだとしたら、恐るべき嗅覚! とにかく自然と応援したくなってしまう逸材なのだ。

ちなみに安物のコンピレーションみたいな名前は、実際に本名らしいから悪しからず。ま、狙ってつけたとしたら、あまりにダサイわな(苦笑)