hamilton, joefrank&reynolds71年のヒット<恋のかけひき (Don't Pull Your Love)>(全米4位)、75年の全米No.1ヒット<Fallin' In Love>で知られる3人組。いわゆるダンヒル・サウンドの主役を張ったグループのひとつだけれど、CD化が遅れていることもあって、今はオールディーズ方面のファンにしか馴染みがないのかも知れない。でも70年代後半の作品は、プリAOR的ヴォーカル・アルバムとして聴いてもなかなかの出来だ。
彼らはT-Bones出身で、Steve Barriのプロデュースでデビューしている。そしてすぐさま<恋のかけひき>や<Annabella>を当てるが、シングル・ヒットの大きさの割にアルバムは低迷。2作目を出す頃にはTommy Reynoldsが脱退し、そのまま解散となった。しかし75年には新たにAllan Dennisonを迎え、新興Playbouy Recordsから再デビュー(グループ名は昔のまま)。そして飛び出したのが<Fallin' In Love>の大ヒットだった。それを期に看板を"Hamilton, Joe Frank & Dennison"へ架け替え、再結成後の第2弾『LOVE AND CONVERSATION』を出す。ここにはJay Graydon, Lee Ritenour, Jeff Baxter, David Hungate, Ed Greene, James Jamerson Jr, Ernie Wattsなど、初めて西海岸セッションメンが参加した。なのでこの2枚は、かねてからCD化の要望が高い。けれど当のPlayboy Recordsがなくなっており、再発は困難と見られていた。このPlayboy期で唯一CD化されていたのはヒット曲<Fallin'In Love>だけで、Rhino発のコンピレーションに収録されている。これはカナザワもさんざんラジオで使わせていただいた。

そのPlayboy時代の2枚のアルバムが、『The Playboy Years』として米Renaissance Recordsから2in1でめでたくリイシュー。さらにアルバム未収のシングル曲まで追加され、全20曲の豪華版として出ている。Playboy Labelというのは、もちろんあの雑誌のこと。当時は音楽業界がどんどん巨大化していた時代だから、出版社も音楽界に本格参入しようと頑張っていたのだ。

一方のHamilton, Joe Frank & Reynoldsは日本じゃ地味な存在だけど、この再発を密かに心待ちにしてた人は少なくないと思う。そういえばThree Dog Night後期とか、ギタリストのDavid T. Walkerとか、Dunhill〜Ode関連はCD化が遅れているアイテムが多いなぁ。もしかして元凶は創設者のLou Adlerかぁ!? ちなみにDan Hamiltonは94年に亡くなっている(合掌)…にしても、つくづく<Fallin' In Love>は名曲だなぁ(ホレボレ)