
振り返ってみれば、カナザワがマトモにKISSを追いかけてたのは『ALIVE II』まで。このあとメンバー4人が揃ってソロ・アルバムを出し、そこでメゲた。以降はヒット曲とバンドの動向をインプットしてたくらい。80年代以降はドラムやギターがバタバタ入れ替わったり、ヘヴィ・メタ方面にシフトしながらも一定の人気は保っていたようだが、ある種のマジックが薄れたのは確かだった。特に日本ではニュースも途絶えがちになり、一時のエアロほどではないにしろ、低迷気味ではあったと思う。それでも90年代に入ってからは復活し、オリジナル・メンバーに戻って再び話題に。そして「これが最後!?」なんて噂が飛びかった04年のワールド・ツアー。その言葉に心揺らぎつつも結局観に行かなかったので、映像だけでも堪能しようと思ったのだ。そうしたらスゲェ面白くて、軽く流し観のつもりが、どっぷり引き込まれている自分を発見してチョッとアセった(苦笑)
『地獄の狂宴〜ROCK THE NATION LIVE!』(こればっかし!)と題されたこのDVDは、その04年"Rock The Nation Tour"の中からアメリカはワシントンDCとヴァージニア・ビーチでの2公演を収録したもの。2枚組136分に及ぶ中身の濃さに加え、メンバーを個々に追えるパワーヴィジョンを7曲に採用している。しかも所々に楽屋やリハーサル映像(素顔!!)、ツアー風景など、ドキュメンタリー・タッチの画を混じえており、なんとも興味深い。けれどカナザワが感じたのは、「なーんだ、初来日の頃とまったく同じじゃん!」というもの。白状すると77年の初来日武道館公演は、シッカリ観に行ってたカナザワなのであ〜る。
でもコレ、悪い意味じゃない。むしろ紆余曲折を経たのに、やっぱりココへ戻って来たな!という安心感に包まれたのだ。だから思いっきり楽しめた。たしかに収録曲はキッス・クラシックと比較的新しくて馴染みのない曲(あくまでカナザワにとって)が半々。でも結局は超シンプルなロックン・ロールばかりだから、案外曲は気にならない。それより何より、Geneは相変わらず火は吹くは血は吐くは、だし、Paulは胸毛モジャモジャだし、Aceは内股だし、Chrisはドタバタだし(苦笑)、 なんだかとっても愛らしい。やっぱりバンドって、オリジナル・メンバーとか全盛期の顔ぶれが揃うと、なにか独特なケミストリーが働くのよね。
そういや少し前にデジカメか何かのCMで、子供たちがKISSのメイクしてましたよね。客席にはホントにあんな子供たちが多くて…。「あぁ、KISSはロックというよりエンターテイメントなんだな」と実感した。だったら大人たちも、ココは素直にタイムスリップしてしまえば…? 相手がKISSだけに、ココはDeepに楽しんじゃうのが勝ちですヨ!
『地獄の狂宴〜ROCK THE NATION LIVE!』(こればっかし!)と題されたこのDVDは、その04年"Rock The Nation Tour"の中からアメリカはワシントンDCとヴァージニア・ビーチでの2公演を収録したもの。2枚組136分に及ぶ中身の濃さに加え、メンバーを個々に追えるパワーヴィジョンを7曲に採用している。しかも所々に楽屋やリハーサル映像(素顔!!)、ツアー風景など、ドキュメンタリー・タッチの画を混じえており、なんとも興味深い。けれどカナザワが感じたのは、「なーんだ、初来日の頃とまったく同じじゃん!」というもの。白状すると77年の初来日武道館公演は、シッカリ観に行ってたカナザワなのであ〜る。
でもコレ、悪い意味じゃない。むしろ紆余曲折を経たのに、やっぱりココへ戻って来たな!という安心感に包まれたのだ。だから思いっきり楽しめた。たしかに収録曲はキッス・クラシックと比較的新しくて馴染みのない曲(あくまでカナザワにとって)が半々。でも結局は超シンプルなロックン・ロールばかりだから、案外曲は気にならない。それより何より、Geneは相変わらず火は吹くは血は吐くは、だし、Paulは胸毛モジャモジャだし、Aceは内股だし、Chrisはドタバタだし(苦笑)、 なんだかとっても愛らしい。やっぱりバンドって、オリジナル・メンバーとか全盛期の顔ぶれが揃うと、なにか独特なケミストリーが働くのよね。
そういや少し前にデジカメか何かのCMで、子供たちがKISSのメイクしてましたよね。客席にはホントにあんな子供たちが多くて…。「あぁ、KISSはロックというよりエンターテイメントなんだな」と実感した。だったら大人たちも、ココは素直にタイムスリップしてしまえば…? 相手がKISSだけに、ココはDeepに楽しんじゃうのが勝ちですヨ!