スンゴイことになってますねぇ、今度のセル・メン。FMでは<Mas Que Nada>が超ヘヴィ・ローテーションになっているし、リリース元のメーカーでは「ウチの洋楽最大のヒットになりそうな勢い」なんて話も。この日本でのハシリ方は、あのSantanaの復活時を軽く抜いちゃってる気がする。毎年恒例のように来日してBlue Note辺りでライヴをしてたセルジオだけど、アルバムとしては『OCEANO』以来、約10年ぶり。だけどそれがヒップホップとのコラボレーション作になるとは、誰も思ってなかっただろう。しかもそれが今一番旬な連中、Black Eyed Peasのwill.i.amというのだからねぇ。これは最初にwill.i.amの方からセルジオに共演のアプローチがあり、それが発展した結果だそう。でも実は、セルジオ翁はブラジリアン・クロスオーヴァーの元祖のような御仁。最初にB.E.P.のアルバムに参加して手応えを感じた時点で、すぐ自分の新作を作ることに決めたのだろう。それがB.E.P.との初対面だったらしいが、完璧すぎるSantana復活劇を目の当たりにしてからというもの、きっとヒップホップに並々ならぬ興味を抱いていたに違いない。
そもそもセルジオ翁は嗅覚の鋭い人で、新しいコトが大好き。彼が成功したのも、米国に渡った間もないブラジル音楽を、現地向けに親しみやすく噛み砕いたからだ。Brasil'66〜'77の活動を俯瞰してみても、Stephen Stillsの曲をやったり、Stevie Wonderに接近したり、DISCOプローチを試みたり。ソロに転じて<Never Gonna Let You Go>をアテた時も、Quincy Jonesの影響がチラついた。だから彼を“風見鶏”なんて呼ぶ輩がいたりするが、彼の場合はそれが持ち味になっており、これがそのまま"Timeless"な存在になる原動力だったと思う。
最初にメーカーからCD-Rの白盤サンプルを貰った時、サスガにクール(?)なカナザワもジャケのデザインにギョッとした。65年のソロ作のポートレイトをデフォルメしているのだが、それがまるでゲイのオニーサンみたい。その只ならぬ雰囲気に「遂にトチ狂ったか?」なーんて思っちゃった。それで何となく聴くのが怖くて放置プレイにしていたら、数日後にカーラジオでブッ飛んだアレンジの<Mas Que Nada>に遭遇。瞬時にセルジオだと直感した。そして家で改めて聴き直したら、こりゃあトンデモナイ 大傑作じゃあないの!!
さすがに<Mas Que Nada>ほどのインパクトを持つトラックはないが、ブラジルの名曲たちにストリート感覚のスパイスを振りかけ、見事イメージをリニューアル。メロディ欠乏のヒップホップに音楽らしさを与えている。ゲストにもStevie Wonder, Erika Badu, Jill Scott, Q-Tip, John Legend, india.Arie, そしてJustin Timberlakeまで。こんな多彩さも、同じラテン・ルーツのSantanaを模した感じだ。93年作『BRASILEIRO』でグラミー賞ワールド・ミュージック部門を制したセルジオ翁なれど、もしかしたらこの『TIMELESS』はもっと大きなトコロに届くカモよ!
そもそもセルジオ翁は嗅覚の鋭い人で、新しいコトが大好き。彼が成功したのも、米国に渡った間もないブラジル音楽を、現地向けに親しみやすく噛み砕いたからだ。Brasil'66〜'77の活動を俯瞰してみても、Stephen Stillsの曲をやったり、Stevie Wonderに接近したり、DISCOプローチを試みたり。ソロに転じて<Never Gonna Let You Go>をアテた時も、Quincy Jonesの影響がチラついた。だから彼を“風見鶏”なんて呼ぶ輩がいたりするが、彼の場合はそれが持ち味になっており、これがそのまま"Timeless"な存在になる原動力だったと思う。
最初にメーカーからCD-Rの白盤サンプルを貰った時、サスガにクール(?)なカナザワもジャケのデザインにギョッとした。65年のソロ作のポートレイトをデフォルメしているのだが、それがまるでゲイのオニーサンみたい。その只ならぬ雰囲気に「遂にトチ狂ったか?」なーんて思っちゃった。それで何となく聴くのが怖くて放置プレイにしていたら、数日後にカーラジオでブッ飛んだアレンジの<Mas Que Nada>に遭遇。瞬時にセルジオだと直感した。そして家で改めて聴き直したら、こりゃあトンデモナイ 大傑作じゃあないの!!
さすがに<Mas Que Nada>ほどのインパクトを持つトラックはないが、ブラジルの名曲たちにストリート感覚のスパイスを振りかけ、見事イメージをリニューアル。メロディ欠乏のヒップホップに音楽らしさを与えている。ゲストにもStevie Wonder, Erika Badu, Jill Scott, Q-Tip, John Legend, india.Arie, そしてJustin Timberlakeまで。こんな多彩さも、同じラテン・ルーツのSantanaを模した感じだ。93年作『BRASILEIRO』でグラミー賞ワールド・ミュージック部門を制したセルジオ翁なれど、もしかしたらこの『TIMELESS』はもっと大きなトコロに届くカモよ!


































