ブリティッシュ・トラッドの名グループであるFairport Convention、そして英国初のカントリー・ロック・バンドMatthew's Southern Comfortを渡り歩いたことで知られるIan Matthews。彼の70年代終盤の作品は、意外にも英国産らしい深みのあるAORアルバムである。78年作『STEALIN HOME』は、やはりブリッティシュ・スワンプからAOR路線に歩み寄ったソロ作で知られるBryn Haworth(g)、セッションマンでBliss BandやLevel 42にも参加したPhil Palmer(g)、元Olympic Runnersで良質ソロ作もあるPete Wingfield、かのMel Collins(sax)らがサポート。Terence Boylanのアルバムから名曲<Don't Hang Up Your Dancing Shoes>や<Shake It>をカヴァーし、後者はMatthewsの米最大のヒット(13位)を記録した。もちろんL.A.産AORのような爽快さや洗練度の高さはないけれど、大人のナイーブさ、ピュアーな心を表現した歌の数々は、やはり大人のための高感度ポップスに違いない。
79年の『SIAMESE FRIENDS』も基本的にその延長戦に位置しながら、よりロックっぽい仕上がり。Jules Shear, John Martynらのカヴァーも然ることながら、当時人気絶頂だったFleetwood Macの前身的存在Buckgham-Nickとか、Marc Jordan<Survival>とか、相変わらずのカヴァー・センスを覗かせている。
カナザワもこれまではあまり意識してこなかったけれど、Chris Reaあたりと同様、ちょっとニッチなAOR系アーティストとして再認識した次第。いつまでもTOTO/AIRPLAYじゃないでしょ!と思われる方は、昨年発売されたこの2in1CDで、それをジックリ確かめてほしいものだ。
79年の『SIAMESE FRIENDS』も基本的にその延長戦に位置しながら、よりロックっぽい仕上がり。Jules Shear, John Martynらのカヴァーも然ることながら、当時人気絶頂だったFleetwood Macの前身的存在Buckgham-Nickとか、Marc Jordan<Survival>とか、相変わらずのカヴァー・センスを覗かせている。
カナザワもこれまではあまり意識してこなかったけれど、Chris Reaあたりと同様、ちょっとニッチなAOR系アーティストとして再認識した次第。いつまでもTOTO/AIRPLAYじゃないでしょ!と思われる方は、昨年発売されたこの2in1CDで、それをジックリ確かめてほしいものだ。






































