やっとDonald Fagenの原稿を脱稿したばかりなのに、今度はストレンジデイズ誌のChicagoの新作にまつわる原稿に着手。お題は2つあって、ひとつはキャリアと音楽変遷について。そしてもうひとつは言うまでもなく新譜『CHICAGO XXX』の解説である。だけど問題は前者。来年結成40周年を迎える彼らの歩みを、たった4000W+αに収めろって言われてもなぁ…。とは言え、久し振りにデビュー作から順番に聴いていく(さすがにカーネギー・ライヴや『LIVE IN JAPAN』はパス)と、未だに思わぬ再発見があったりする。例えば、俗にいうシカゴ暗黒時代の作品『14』だって、アルバムとしちゃ決して悪くない出来だった、とか。なんやかんやと楽しく書かせていただいた。
で、新作『XXX』。とにかく94年に出る予定だった『STONE OF SISYPHUS』がレコード会社の発売拒否でお蔵入りして以来、ファンはずっと煮え湯を飲まされていたわけで。純粋なオリジナル新作としては、なんと15年ぶりっすよ、15年。確かに新曲はポツポツ届いちゃいたけど、新曲だけで固められたニュー・アルバムなんて、もう永遠に聴けないんじゃないかって思ってた。それだけに感慨もひとしお。
でもその内容は、だいたい予測通りというか。『STONE OF SISYPHUS』がお蔵入りになった原因は、バラードを求めるメーカーに対してアグレッシヴなロック・アルバムをぶつけたから。メンバーはそれだけ“バラードのChicago”というレッテルから離れたかったのだ。だが後年になると、バンド周辺から「もっとソフトに仕上げる手立てがあったかも」、なんて発言が洩れ聞こえてきた。だから今回は柔硬折衷。でもバラードといっても以前のように甘〜いラヴ・ソングじゃなく、結構辛口の仕上がりになっている。
プロデュースは、グラミー・ノミネートの若手カントリー・バンドであるRascal Flattsのベース奏者、Jay DeMarcus。何でも80年代Chicagoの大ファンで、Jason Scheffと親しいとか。プロデュース実績はほとんど無いに等しいが、今作の成功の鍵は初めから彼の掌中にあった気がする。同じChicagoファンの制作者でも、メンバーと同世代のDavid Fosterはバンドと対等に付き合い、自分の土俵に彼らを招いた。しかしDeMarcusは常にリスペクトを忘れず、メンバーの主張や個性を最大限に取り入れている。外部ライターを少なくしてメンバーの自作を増やしたのも、そうした手段のひとつだろう。
国内盤のリリースは4/26らしいけど、特に後半はパワー全開で、往年の姿を髣髴させる。70年代のChicagoの固執するムキもあるだろうが、まずはその勇士をご確認あれ。ちなみにカナザワは、これでようやく溜飲を下げました。
で、新作『XXX』。とにかく94年に出る予定だった『STONE OF SISYPHUS』がレコード会社の発売拒否でお蔵入りして以来、ファンはずっと煮え湯を飲まされていたわけで。純粋なオリジナル新作としては、なんと15年ぶりっすよ、15年。確かに新曲はポツポツ届いちゃいたけど、新曲だけで固められたニュー・アルバムなんて、もう永遠に聴けないんじゃないかって思ってた。それだけに感慨もひとしお。
でもその内容は、だいたい予測通りというか。『STONE OF SISYPHUS』がお蔵入りになった原因は、バラードを求めるメーカーに対してアグレッシヴなロック・アルバムをぶつけたから。メンバーはそれだけ“バラードのChicago”というレッテルから離れたかったのだ。だが後年になると、バンド周辺から「もっとソフトに仕上げる手立てがあったかも」、なんて発言が洩れ聞こえてきた。だから今回は柔硬折衷。でもバラードといっても以前のように甘〜いラヴ・ソングじゃなく、結構辛口の仕上がりになっている。
プロデュースは、グラミー・ノミネートの若手カントリー・バンドであるRascal Flattsのベース奏者、Jay DeMarcus。何でも80年代Chicagoの大ファンで、Jason Scheffと親しいとか。プロデュース実績はほとんど無いに等しいが、今作の成功の鍵は初めから彼の掌中にあった気がする。同じChicagoファンの制作者でも、メンバーと同世代のDavid Fosterはバンドと対等に付き合い、自分の土俵に彼らを招いた。しかしDeMarcusは常にリスペクトを忘れず、メンバーの主張や個性を最大限に取り入れている。外部ライターを少なくしてメンバーの自作を増やしたのも、そうした手段のひとつだろう。
国内盤のリリースは4/26らしいけど、特に後半はパワー全開で、往年の姿を髣髴させる。70年代のChicagoの固執するムキもあるだろうが、まずはその勇士をご確認あれ。ちなみにカナザワは、これでようやく溜飲を下げました。







































久々にうれしいアルバムですっかり勇士を堪能しました。