9690051e.jpg車で出掛ける所用あり。なので、レコ・コレ誌のアメリカン・ハード特集を読んで以来、久々に爆音で聴きてぇ!病になっていた Montroseのファーストを車中で。まぁ、このアルバムがなかったら、きっとVan Halenの成功はなかったネ!というくらいの大傑作なのダ。

メンバーは元Edgar Winter GroupのRonnie Montrose(g)、ヴォーカルにSammy Hager、ドラムには後年HeartやCoverdale-Pageを渡り歩くDenny Carmassiなど。そしてそしてプロデュースに,かのTed Templeman。当時はDoobiesの実績で有名だったけれど、彼が始めて手掛けたハード・ロック・バンドがMontroseだった。Van Halenに先駆けること5年。RonnieとEddieのテクニックには大きな差があるかもしれないが、こんなにスッキリシャッキリ、カラッと爽快な音作りを施したハード・ロックは、Montroseが最初だったと思う。まさにVan Halenのプロトタイプだ。SammyがVan Halenに加入したときは、ビックリして目眩がしちゃったほどでした。

でもVan Halenのデビュー時は、そんなコト言う評論家はほとんどいなかったな。やたらVan Halenを持ち上げて、「Ted Templemanが手掛けた初のハード・ロック・グループ」とか謳われて、ヲイヲイ、Montroseを知らねえな!と思ったものである。でもその非はMontrose側にもあって。ぶっちゃけモノ凄いのはこのファーストのみ。2枚目の 『PAPER MONEY』からは<灼熱の大彗星( I Got The Fire)>(何ちゅー邦題ぢゃ!)というアメリカン・ハード・ロックの大名曲がヒットしたけれど、傑作ファーストが市場で無視されたため、全体としては方向性に迷いが生じていた。その結果Sammyとベーシストが抜けるという、大きな転換期を迎え…。そこでAlan Fitzgerald(b,kyd/後にNight Ranger)、名アレンジャーの息子Jim Alciver (kyd) らが加入し、2枚のアルバムを出すが、こちらは産業ロックを予見したようなポップなハード・ロックへシフト。悪かぁないけど、インパクト全然ナシであった。なので、オリジナルMontoseのスゴサを知る人はホンの一部、ということになってしまったわけである。だからこの特集でMonroseが絶賛されていて、カナザワはニンマリ。溜飲を下げさせていただきましたッ! ちなみにSammyの後任シンガーはBob Jamesといふ(苦笑) 

とにかく、<Rock The Nation><Bad Motor Scooter><Spave Station #5>というノッケの3曲が超強力。さっきも書いたようにバカテクこそないけれど、Ronnieはギミックを駆使しながら、轟音ギターを右へ左へ走り回らせる。音圧サイコー、ステレオ感バツグン!! Sammyのシャウトも言うことナシ。ホントこれ聴いたら、70年代のブリティッシュ・ハード・ロックなんて、勿体ぶっててまどろっこしい!って感じちゃう。あと<Rock Candy>って曲は、モロZeppelin風。実は高校の時、バンドで演ってました(恥) 結局Sammyだけでなく、Denny Carmassiのココで自己を確立していたんだな。L.A.メタルが騒がれた時期にそちらの筋で再評価されたらしいけれど、ホント出現するのが早すぎた名グループだった。

そういえば Gammaの3枚が紙ジャケで出てるんだよね〜。Gammaっていうのは、Ronnie Montorseが79年にスタートさせた新バンド。当然コチラもリアルタイムで聴いてたけれど、いわば後期Montroseの延長戦みたいな感じだったか。早くから出てた外盤CDも買わずにいたけれど、これを機に聴き直してみっかなぁ。でも、もうカセットを捨ててしまったCactusだって聴きたいし、昔から好きなGrand Funkも紙ジャケで出るしな〜(悩)