青木さんの件が気になりつつも、世の中はドンドン動いていく。カナザワも今日は外回りのスケジュールがギッシリ。でも下手に家にいても原稿に向かう集中力は出そうにないから、ちょうど良かったのかも。午後一番から打ち合せやら顔合わせを３件こなし、夜は予定通りBlue NoteへBrian Blombergを観に行った。日本のトップ・ベーシストが亡くなった時に、米ジャズ・フュージョン界の同世代トップ・ベーシストを観るなんて、これも何かの因縁なのか…Brian BrombergはElectricとWood，両方のベースを操る実力派。米では主にエレベのアルバムを出していて、スムース・ジャズ作品やPiccolo Bassでヘヴィ・メタを演る企画盤『METAL』などを出している。一方日本ではウッド・ベースに重きを置き、より自由な発想で、Jacoのトリビュート作や神保彰とのJB Project名義で『Brombo』『Brombo II』などをリリース。トップ・プレイヤーの腕前をまざまざと見せつけてきた。カナザワ的には、旧Blue Noteで14〜15年前にやったKenny Rankinとのデュオ・パフォーマンスに衝撃を受け、それ以来ずっと気になる存在なのだ。
特に最新作となるこの『DOWNRIGHT UPRIGHT』は、ウッド・ベースでファンキー・ジャズを演るという趣向で、抜群にカッコ良い作品。その内容でのライヴ・パフォーマンスになるとのことだったので、結構楽しみにしていたのだ。この際４ビートなんて全然お呼びぢゃない。
しかもメンツが超強力。Jeff Lober (kyd), Dave Weckle (ds), Rick Braun (tr), Gary Meek (sax) といったら、みんなそれぞれピンでライヴを張れる連中ですよ！ それが一堂に会したワケで、内容は濃ゆくて当たり前。普段スムース・ジャズに押し込められてる連中が、ライヴでは思い切り本領を発揮する面白さといったら！
曲も『DOWNRIGHT UPRIGHT』に入ってるHerbie Hancockの＜Chameleon ＞とか＜Cantaloupe Island＞、Joe Zawinul＜Mercy Mercy Mercy＞など、60〜70年代ジャズ・ファンクの定番曲がズラリ。それがまた腑を揺らすようなグルーヴとキレのあるソロを伴っていて、自ずとハートが熱くなる。Jeff Loberだけ今イチ冴えがなかったけど、他は文句ナシでした。
ただ、やっぱりコチラの心持ちが平常心ではないみたいで…。Brianのグルーヴ感あるラインやソロを聴いてると、つい青木さんを思い出してしまう。CTI／KUDU好きの人だったから、きっとこういうの演りたかったんじゃないかなぁ…なんて。スタイリッシュなスラップのイメージが強いけど、もっと青木さんの泥臭いベースも聴いてみたかった。そんことを思っていたら、Brianの豪快なウッドベースの響きが、偉大なる日本のベースマンへの鎮魂歌のように聞こえた…
特に最新作となるこの『DOWNRIGHT UPRIGHT』は、ウッド・ベースでファンキー・ジャズを演るという趣向で、抜群にカッコ良い作品。その内容でのライヴ・パフォーマンスになるとのことだったので、結構楽しみにしていたのだ。この際４ビートなんて全然お呼びぢゃない。
しかもメンツが超強力。Jeff Lober (kyd), Dave Weckle (ds), Rick Braun (tr), Gary Meek (sax) といったら、みんなそれぞれピンでライヴを張れる連中ですよ！ それが一堂に会したワケで、内容は濃ゆくて当たり前。普段スムース・ジャズに押し込められてる連中が、ライヴでは思い切り本領を発揮する面白さといったら！
曲も『DOWNRIGHT UPRIGHT』に入ってるHerbie Hancockの＜Chameleon ＞とか＜Cantaloupe Island＞、Joe Zawinul＜Mercy Mercy Mercy＞など、60〜70年代ジャズ・ファンクの定番曲がズラリ。それがまた腑を揺らすようなグルーヴとキレのあるソロを伴っていて、自ずとハートが熱くなる。Jeff Loberだけ今イチ冴えがなかったけど、他は文句ナシでした。
ただ、やっぱりコチラの心持ちが平常心ではないみたいで…。Brianのグルーヴ感あるラインやソロを聴いてると、つい青木さんを思い出してしまう。CTI／KUDU好きの人だったから、きっとこういうの演りたかったんじゃないかなぁ…なんて。スタイリッシュなスラップのイメージが強いけど、もっと青木さんの泥臭いベースも聴いてみたかった。そんことを思っていたら、Brianの豪快なウッドベースの響きが、偉大なる日本のベースマンへの鎮魂歌のように聞こえた…
