0fe44238.gif今週後半から来週明けまで、ほとんど缶詰状態で執筆作業。まずは【LightMellow's Choice】ポール・クラークの4枚に取りかかる。ってコレ、来月発売なんですけど、ゴールデン・ウィークを挟むってぇのに、今頃書いてて大丈夫なのかっ!?

このポール・クラークは、CCMのパイオニアに数えられるベテラン・シンガー・ソングライターで、かのブルース・ヒバードを発掘してデビューさせた御仁。72年にファースト・アルバムを出し、フォーキーなサウンドで人気を獲得するが、70年代後半にアンドレ・クラウチ・ファミリーと交流を深め、次第にメロウ・グルーヴ的な質感を持つようになる。そしてやがては完璧なAORサウンドに。今回の【LightMellow's Choice】では、その最も美味しい80年代初頭の4作品を紙ジャケ/リマスターで再発するのだ。

で、ライナー書きに際して、ポールにE-Mailで質問状を送っているのだが、どうもツアーに出ちゃったみたいで、「帰って来たらね」なんてレスが届いたのみ。ギリギリまで待っていたものの、これ以上遅れると発延になる、というトコロまで来てしまった。ま、それでもイザ書き始めたら、それなりのヴォリュームになっちゃってますが(苦笑)

で、このアルバムの聴き処は、やはりコイノニア勢との濃密なアンサンブルでしょう。ハドリー・ホッケンスミス(B.ヒバートのプロデューサーでもある)、ビル・マックスウェル、ハーラン・ロジャースの3人は、ポールの他のアルバムでもプレイしてるが、そこにエイブ・ラボリエルまでが参戦したのは、これが唯一。実際聴くと、さりげなくエイブのフィーチャー度が高く、ノッケの曲からサクッとベース・ソロを披露しちゃったり。最後の甘いバラードは、女ヒバードとの呼び声も高いケリー・ウィラードとのデュエット。ドゥーピーのパクリみたいな曲は、軽いご愛嬌かな。

ちなみにジャケのコンセプトは、まるっきり『TOTO IV』だが、ポールの方が2年先です。さぁ、週明けまでにあと3枚。イヤイヤ、他に別モノのライナーとインタビュー起こしもあるのよ(汗)