追い込まれつつ、マイケル・センベロのファースト『BOSSA NOVA HOTEL』を脱稿。カナザワ的にはアルバム全体楽しめちゃうけど、世間的にはやっぱり<Maniac>のアルバムなんだろうな。邦題もそうだったし、実際に全米No.1になっただけあり、ヒット・ポテンシャルも飛び抜けている。でもコレ、やっぱしちょっとした手違いから生まれたヒットだったのね。詳しくは、米Wounded Bird発クリンク/芽瑠璃堂経由の輸入盤国内仕様盤のライナーを読んで頂きたいが、要はこの曲、ホラー映画や特撮マニアのセンベロが殺人狂について書いたものだったとか。だから彼はホラー映画のサントラに売り込むつもりだったのが、手違いで『FLASHDANCE』に使える曲を探していたフィル・ラモーンに渡してしまったのだとか。そういう話を聞くと、ヒットを狙って作った曲なんて、たとえ売れても底が浅く、それなりのヒットで終わってしまう気がする。やっぱマジックがないんだな。
ちなみに『THE LOST YEARS』の国内盤(ジャケ/収録曲が違う)には、<Maniac>のジャズ・ヴァージョンが入ってたりする。
…にしても、<Maniac>をAORというと、違和感を持つ人は少なくないだろう。まぁ、この曲だけなら、カナザワも「違う」と思う。なにせエレ・ポップ的なモダン・ビートだし、ギター・ソロは電光石火の如きライト・ハンドだし、オマケに歌詞は殺人鬼だし。でもアルバム全体としてみれば、様々なサウンド・エッセンスを吸収した、緻密で洗練された大人のポップ・ミュージックなのは間違いなく。ブラジリアン・エッセンスとエレ・ポップのミックス感、テクノ仕掛けのサウンドとソウル・エッセンスの融合などは、かなり高度なワザといえる。わりかし濃い目の歌い口も、時にスティーヴィーそっくりだったりするし。
それにセンベロの場合、キャリアそのものがAORっぽい。ワンダーラヴ出身というのは差し置いても、ジョージ・デュークのバンドやセルジオ・メンデスの元で活躍してるし、フェンダー系のシャープなリズム・ギターは、ポール・ジャクソンJr.の先を行ってた感もあるしね。カナザワがサンボーンの『AS WE SPEAK』が大好きなのも、センベロの貢献あればこそ、と言っていい。そういや、センベロの名を最初に意識したのは、ダイアナ・ロスの<Mirror, Mirror>。作曲だけで演奏はしてなかったけど、あの曲で聴けるハード・エッジなソロは、きっとデモに入ってたセンベロのソロをまねたんだと思うな。
輸入盤国内仕様盤(芽瑠璃堂)
Bossa Nova Hotel
バックワーズ・イン・タイム
ちなみに『THE LOST YEARS』の国内盤(ジャケ/収録曲が違う)には、<Maniac>のジャズ・ヴァージョンが入ってたりする。
…にしても、<Maniac>をAORというと、違和感を持つ人は少なくないだろう。まぁ、この曲だけなら、カナザワも「違う」と思う。なにせエレ・ポップ的なモダン・ビートだし、ギター・ソロは電光石火の如きライト・ハンドだし、オマケに歌詞は殺人鬼だし。でもアルバム全体としてみれば、様々なサウンド・エッセンスを吸収した、緻密で洗練された大人のポップ・ミュージックなのは間違いなく。ブラジリアン・エッセンスとエレ・ポップのミックス感、テクノ仕掛けのサウンドとソウル・エッセンスの融合などは、かなり高度なワザといえる。わりかし濃い目の歌い口も、時にスティーヴィーそっくりだったりするし。
それにセンベロの場合、キャリアそのものがAORっぽい。ワンダーラヴ出身というのは差し置いても、ジョージ・デュークのバンドやセルジオ・メンデスの元で活躍してるし、フェンダー系のシャープなリズム・ギターは、ポール・ジャクソンJr.の先を行ってた感もあるしね。カナザワがサンボーンの『AS WE SPEAK』が大好きなのも、センベロの貢献あればこそ、と言っていい。そういや、センベロの名を最初に意識したのは、ダイアナ・ロスの<Mirror, Mirror>。作曲だけで演奏はしてなかったけど、あの曲で聴けるハード・エッジなソロは、きっとデモに入ってたセンベロのソロをまねたんだと思うな。
輸入盤国内仕様盤(芽瑠璃堂)
Bossa Nova Hotel
バックワーズ・イン・タイム






































