7a26382d.jpg最新作『TIME AND TIME』の素晴らしさがまだ余韻として残る中、ロビーのセカンド『STREET CORNER HEROES(僕だけの街角)』が密かに米Wounded Birdでリイシューされている。それをクリンク・レコード/芽瑠璃堂が輸入盤国内仕様で出すというので、ライナーを仰せつかっており、ようやくそれに着手した。ホントは3〜4日前に書いたガイスター、その兄弟ユニット:ピンク・コンピューター、そしてコレの3本は、デヴィッド・ロバーツ来日前に片付けておくはずだったもの。それから10日あまり、当初設定されてた締切からは一週間遅れている。ひぇ〜、スミマセン

さて、ロビーといえば、どうしても<Steal Away>入りのファースト『ROBBIE DUPREE(ふたりだけの夜)』の印象が強く、この2枚目は少々地味な存在に甘んじているのだけれど…。でも実際はシングル・ヒットが弱かっただけで、内容にはそんほど遜色はない。プロデュースは前作同様、ピーター・ブネッタ&リック・チューダコフの元クラッキン組。バックのメンバーも彼らの周辺人脈からで、方向性には何のブレもない。

基本的にロビーがサポート陣の誰かと書いた曲が多いが、一方で目を引くのがビル・ラバウンティのクレジット。ライヴでよくプレイされる<Brooklyn Girls>や<Desperation>はビル・ラバウンティの提供曲で、他にロビーと2曲共作している。<Are You Ready For Love>は故グレッグ・ギドリーの作品。彼のデビュー・アルバム『OVER THE LINE』にも彼自身のヴァージョンが入っていたので、お聴き及びの方も多いだろう。ドゥ・ワップの<All Night Long>では、出身地ニューヨークで黒人ミュージシャンと活動していたという彼のルーツを感じさせる。ちなみにナイル・ロジャースは、その頃一緒に活動していたのだとか。

インナーにはスタッフやバック・メンバーの集合写真が。そこにはロビーとブネッタ&チューダコフに加え、レスリー・スミス、アルノ・ルーカス、そして現在ポール・マッカートニーの片腕として活躍中のブライアン・レイと、早々に解散した名バンド、クラッキン5/7が揃っている。更に元ファブラス・ラインストーンズで後にリーダー作も出すカル・デヴィッド、全米トップ5ヒットの<Break My Stride>で知られるマシュー・ワイルダー(マット・ウェイナーの名で)の姿も。

ここしばらく入手困難な状態が続いていたので、この機会をお見逃しなきよう。