e89350e4.jpgあらら、いよいよ12月に突入ですか!? もろもろ作業が遅れている上に年末進行が被ってきて、テンヤワンヤのカナザワです。締切ラッシュが迫ってて、風邪なんか引いてるヒマ、全然ありませんって

でもせめて気分だけはリッチに。そこで取り上げるのは、アル・ジャロウのクリスマス・アルバム。タイプ的にとっくに出してそうだが、意外にも初めてのクリスマス物だ。でも不幸なコトに、日本ではほとんど話題になっていない。"Jarreau-isms"が効いた、まさに心地良いコンテンポラリー・ジャズ・アルバムに仕上がっているのだけどね。

オリジナルは1曲(と短いインタルード)のみで、あとはお馴染みのトラディショナル・ソング。でもそこはサスガにアル・ジャロウ。ただのクリスマス・ソング集に終わっちゃいない。メイン・プロデューサーであるラリー・ウィリアムス、アレンジの多くを手掛けるクリス・ウォーカーの職人技が随所に光っていて、さり気なくテンション・コードを加えるなど、ヒネリが入っている。曲によっては、オヨヨ、スティーリー・ダン風のクリスマス・チューンがあったりして。テイク6との共演曲も、案外サラリと歌い流している。ウン、これぞベテランの風格。

こうしたトラディショナルなクリスマス・ソングを歌うとなると、安易にスタンダード流儀に則って歌っしまうシンガーが多い中、以前から有名曲の独自解釈を得意としてきたジャロウは、しっかりそれを貫いている。派手ではないけど、暖かくした部屋でジックリと楽しみたいホリデイ・アルバムです。

そうそう、少し前にやっと国内盤が出た、ケニー・ランキンのクリスマス・アルバムもオススメしておこう。