■ BABADU!

今、某オークションを確認したところ、１０万円で出品アリ。でもこれは安い方で、一時はもっと高かった　けれどそれもあと２ヶ月あまりで笑い話になる　

そう、７９年にリリースされたハワイアン・コンテンポラリーの至宝、ババデュの唯一のアルバムが、まさに奇跡奇跡の初ＣＤ化です

プロデュース＆アレンジはカラパナ脱退後のカーク・トンプソン。彼がレムリアに続いて手掛けた作品といわれ、メンバーも多数重複しているし、レムリアの人気ナンバーが再演されていたりもする。音は当然その手のメロウ・グルーヴ。でもバンドじゃないから、その分ライトメロウな出来。いずれにせよマッキー・フェアリー好きなら無視は厳禁。（過去のエントリーはこちらから）

これまでハワイ物を手掛けるアチコチのレーベルが目を付けていて、我が“LightMellow's Choice”（VIVID）でも追跡していたけれど、結局どこも届かず終い。ところが伏兵（？）セレストのＭ嬢がやってくれました

リリースはタワー・レコード【DIG UP THE PIECES】との連携で７月８日に。同じく【DIG UP × Light Mellow's picks】で出るJim Mullen & Dick Morrissey『UP』
と同時発売になります。


BABADU

Comments

[1. hiro]

これ聴きたかったんですよ

ハワイの友人から様々なコンテンポラリーなハワイのアルバムを送ってもらっていますが、これはとってもいいアルバムだけどなかなか手に入らないと言われ、MDに入れてもらって持っているだけでした。楽しみです

[2. WINE]

まさかとは思っていましたがババデュまでＣＤ化されてしまうとは。この手のモノになると音云々だけで片付けてしまうのは個人的には少々萎えます。確かにバカげた値段ですがこうまで手軽になってしまうと、、、笑い話にならない人もいるんじゃないでしょうか。そしてそのような人が必死になって掘り出したものがこのババデュしかりニンバスだったりするのではないでしょうか。伝えていかなければならないのは音そのものよりも、その根底にある文化なのではと思います。

[3. kanazawa]

＞笑い話にならない人もいるんじゃないでしょうか。そしてそのような人が必死になって掘り出したものがこのババデュしかりニンバスだったりするのではないでしょうか。

いや、本当に最初に頃にゲットした人は、きっと安かったハズですよ。それがミックステープやメディアに乗って知れて行くと、需要と供給のバランスが崩れる。あとから大枚出して買う人は、それなりの覚悟もしてないと。

＞伝えていかなければならないのは音そのものよりも、その根底にある文化なのではと思います。

そうですね。でも本当は、両方ないと片手落ちでしょう。ＤＪブームは単に音だけを取り上げ、それを自らの価値観で広めました。トラディショナルな価値観は存在しない。そこには功罪、どちらもあると思います。
ですから、それをフォローしていかねばならないのが、自分のような立場から音楽的・文化的な背景を語る人間です。ＣＤ化はその間違った価値観を是正していく意味でも、とっても有意義だと思いますよ。

[4. WINE]

確かに世の中の９割の人間はＣＤで音楽を聴きますから正当（平等）な値段でこれらの音楽が聴けるようになるということは金澤さんのおっしゃる通りとても有意義なことだと思います。ババデュという存在を認識している一割にも満たない人たち以外にもこの作品を手にとってもらい、感じてもらえればそれはとても素晴らしいことですね。

[5. mellow]

初めまして。babaduのcd化、盤起こしという噂もあるのですが、きちんとした、再発のcd化なんですかね ？
cd化されるのであれば、よい音で聴きたいので。
最近は盤起こしみたいな物も多いみたいなので、、、