
その中でも嬉しかったのが、増尾のアルバム。とにかく彼の3枚目『GOOD MORNING』は未だに愛聴盤のひとつで、あれほどメロディアスなJ-フュージョンのアルバムは他にない、と思っている。そのクセ、他のアルバムのCDは買いそびれていて、再発されたり中古CDを発見するたびに着々と揃えていた。
増尾と言えば、ナベサダ・グループで頭角を現した後、ニューヨークへ渡って武者修行を積み、ソニー・ロリンズやリー・コニッツのバックなども務めた名ギタリストとして知られる。しかしエレクトリック・バードとの契約後は、時代の趨勢に応じてフュージョンに転向。79年のコレは、フュージョン移行後、2枚目のソロ作となる。
最初のフュージョン・アルバム『SAILING WONDER』や『GOOD MORNING』は彼のメロウ・サイドを表現しているが、これはもっとロック寄りで、シャープな一面を前面に出した作品。彼には元々そういう両面があった、とは、レーベル・プロデューサーだった川島重行氏のコメントである。おそらくはジェフ・ベックあたりに感化されつつ、日本向けの親しみやすいポップ・フュージョンに仕上げたに違いない。翌80年に増尾はヤン・ハマーをゲストに迎えて帰国公演を行ない、ライヴ・アルバムとして発表した。その時、少々奇異に感じた向きもいただろう(カナザワもそのひとり)。でもあの時、このアルバムのポジションを適格に捉えていたら、その謎はあっさり解けていたと思う。ま、当時は聴き易さの方に頭が行ってたのだな。
レコーディングはニューヨークで、彼のレギュラー・クインテットが好演。ベースはかのT.M.スティーヴンスでありました。あー、ついでに『GOOD MORNING』もイイ音で聴きたくなっちゃったな。追加でポチッとするかどうか、悩みドコロぢゃ
でも『MELLOW FOCUS』はまだ出ないのね…
増尾と言えば、ナベサダ・グループで頭角を現した後、ニューヨークへ渡って武者修行を積み、ソニー・ロリンズやリー・コニッツのバックなども務めた名ギタリストとして知られる。しかしエレクトリック・バードとの契約後は、時代の趨勢に応じてフュージョンに転向。79年のコレは、フュージョン移行後、2枚目のソロ作となる。
最初のフュージョン・アルバム『SAILING WONDER』や『GOOD MORNING』は彼のメロウ・サイドを表現しているが、これはもっとロック寄りで、シャープな一面を前面に出した作品。彼には元々そういう両面があった、とは、レーベル・プロデューサーだった川島重行氏のコメントである。おそらくはジェフ・ベックあたりに感化されつつ、日本向けの親しみやすいポップ・フュージョンに仕上げたに違いない。翌80年に増尾はヤン・ハマーをゲストに迎えて帰国公演を行ない、ライヴ・アルバムとして発表した。その時、少々奇異に感じた向きもいただろう(カナザワもそのひとり)。でもあの時、このアルバムのポジションを適格に捉えていたら、その謎はあっさり解けていたと思う。ま、当時は聴き易さの方に頭が行ってたのだな。
レコーディングはニューヨークで、彼のレギュラー・クインテットが好演。ベースはかのT.M.スティーヴンスでありました。あー、ついでに『GOOD MORNING』もイイ音で聴きたくなっちゃったな。追加でポチッとするかどうか、悩みドコロぢゃ


Mellow Focusも是非ともCDになって欲しいです。