heather_rigdonもうちょっと飽きが来ているジャジーな女性シンガーのフィールドだけれど、これはなかなか。最初はもっとカントリー路線を目指していたらししいが、ネイキッドで親近感を感じさせる歌に魅せられたプロデューサーが、ジャズへの転向を進言した。

とにかく、彼女自身が仲間たちとペンを取った楽曲のメロディが、ほかのジャジー・シンガーよりもキャッチー。基本的に、ジャズの衣を纏っていても、中身はポップスだし。

なおこのアルバム、フィジカルはCDとして発売されるのは、日本が初めてとか。米では07年に発表されて大反響を呼んだものの、iTuneでの配信のみに止まっている。<Table For Two>は、映画『NOセックス NOライフ』の主題歌にも採用された。これから米国では、そういうノン・パッケージでのリリースが幅を効かせるのだろうか。

あるところで、こんな資料を発見。
米レコード協会の消費者調査で、年齢別の購買者を示したもの。それによると…
 10歳代:18.2%
 20歳代:18.4%
 30歳代:18.7%
 40歳代以上:44.7%
つまりエルダー層のリスナーがCD購入者の半分を占めている。いま大ヒット中のスーザン・ボイルは、パッケージの売り上げが90%以上。普通はこれが7:3くらいだそうだから、如何にダウンロード世代が少ないかが分かる。

いろいろ考えさせられますが、この歌声には和みます。