cheap_trick@budokan元英語教師、現商社マンにしてロック青年のアラン君が、ゴールデン・ウィークを利用して我が家に来襲。こちとらホントは仕事が詰まっちゃいるが、やっぱり適当に息抜きしないと長丁場は持たない。かくして今日は朝10時から夜9時頃まで、丸一日ロック三昧と相成った。

でもって、何処で聴きつけたのか、「チープ・トリックの<Dream Police>ってイイ曲だねぇ〜! もっとチープ・トリックのことを知りたい!」とアラン。ヘタしたら自分と親子ほども歳の離れたヤツだから、チープ・トリックなんて、スマッシング・パンプキンズのメンバーがリスペクトするグループという知識なんだな。

そこで、「ハード・ロック好きがチープ・トリックを聴くなら、まずファースト!」と入れ知恵。もっとも攻撃的な<The Ballad Of TV Violence>を爆音で鳴らす。案の定「Great! Awesome!! Amazing!!!」と興奮状態。「映像はないのか?」と宣うので、かの『アット武道館』の映像を持ち出した。実は自分もチラ見しかしてなかったので、思わず32年前にタイムスリップする。確かあの時は、2階スタンドの中段くらいで観たんだっけな〜。

そこで再確認したのは、メンバー4人の疾走感の凄まじさ。編集が巧みなのも要因だけれど、そもそも演奏自体の勢いがスゴイのだ。それこそ、一度走り出したら、つんのめって前ノメリになっても止まらない感じ。リックのショーマンシップも然ることながら、ロビンのヴォーカルの大迫力に押されっぱなしである。当時はアイドル視されたため、その実力を真っ当に語られる機会を失ってしまったが、マジ、再評価すべきです、ロビン・ザンダー。これで少し前に収まったチープ・トリックのマイ・ブームが再燃しちゃうかな?