karla_bonoff_3邦題は『麗しの女(ひと)ー香りはバイオレット』って、まるで何処かのフレグランスのキャッチコピーのような…。でも4作しかないカーラのオリジナル・アルバムの中では、代表作『RESTLESS HEART(眠れない夜)』よりも愛着のある一枚。

さて、一昨日BBSの方に、「今年の夏から秋にかけては、AOR系の再発ラッシュになるよォー」と書いたら、早速●chのAOR板に反応があったと事情通から情報が。

う〜ん、レスリー・スミスにスティーヴィー・ウッズねぇ。皆さんのお気持ちは重々承知しているし、カナザワ自身も一番CD化したいトコロだが、そう簡単に出せるモノなら、もうとっくに出ている。その辺りは、クラッキンの紙ジャケ・ライナーでも触れた通り。でも今回は初CD化もあれば、レアになってるCDの初紙ジャケ化もあるし、アルバム未収曲をボートラで入れようと画策してもいる。まだ許諾待ちのアイテムも多いので具体的には差し控えるが、かなり大きな流れになることは間違いナシ。フリークはどうしても “奥の細道” へ入りたがるが、基本的には遅れて来たAORファンにも手厚く、それでいてマニアの気も引く、そういうラインナップを目指している。

更にこうした再発ネタと共に、コンピレーションもいくつか。今日のカーラもそれに絡んでのチョイスである。彼女の代表作といえば『RESTLESS NIGHTS(眠れぬ夜)』と相場は決まっているけれど、個人的に愛着があるのは、むしろこちらの方。AORっぽさも上がっている。とにかく、<Just Walk Away>というバラードが、無茶苦茶スキなのよねぇー だけどそれがお仕事となると、他にもいろいろ考慮すべきポイントがあって、なかなかストレートにセレクトできないものなのです。


Karla Bonoff: Karla Bonoff Live