
しかし第2作を巡って所属レーベルと衝突。好機を逸した彼らは再浮上叶わず、この10年間はアルバム制作からも遠ざかっていた。それでも活動情報は断片的に入っていて、09年あたりから本格復活のノロシが上がっていた。そしてこのカムバック作の登場である。
ただ個人的には、イタリアのFrontierと契約したと聞いていたので、一抹の不安があった。とにかくアソコは欧州好みのメロディック・ロックが主流で、結構メタリックな音へ行きがちなのである。でもネルソンの身上は、万人受けしやすいキャッチーなメロディと爽やかなヴォーカル・ハーモニー。そしてハード・ポップな中にもアコースティック楽器を効果的に散りばめ、広がりを持たせるところにある。Frontier系のヘヴィに畳み掛けるヨーロッパ仕様のメロディック・スタイルでは、本来のネルソンらしさが失われかねないのだ。
でもそこは、ツインズが丹精込めて完成させた復活作。ハッキリ入って、デビュー・アルバム以来となる起死回生の一作といえる。楽曲に拠ってはボストン以上にボストンっぽい音が鳴り出して、思わず苦笑させられたりするが、スカッ
と明快に聴き流せること請け合い。コレこそ“彼らの生きる道”なのだ。我を通して辛酸を舐めた彼らだったけれど、苦難の20年を経てきた甲斐は充分にある。以前から時々書いてきたが、“演りたいこと” と “演るべきこと”とは必ずしもイコールではない。好きなコトだけやってれば良いという時代は、もう遠い過去の話なのだ。
あ、1曲スティーヴ・ルカサーがゲスト参加してます。
ただ個人的には、イタリアのFrontierと契約したと聞いていたので、一抹の不安があった。とにかくアソコは欧州好みのメロディック・ロックが主流で、結構メタリックな音へ行きがちなのである。でもネルソンの身上は、万人受けしやすいキャッチーなメロディと爽やかなヴォーカル・ハーモニー。そしてハード・ポップな中にもアコースティック楽器を効果的に散りばめ、広がりを持たせるところにある。Frontier系のヘヴィに畳み掛けるヨーロッパ仕様のメロディック・スタイルでは、本来のネルソンらしさが失われかねないのだ。
でもそこは、ツインズが丹精込めて完成させた復活作。ハッキリ入って、デビュー・アルバム以来となる起死回生の一作といえる。楽曲に拠ってはボストン以上にボストンっぽい音が鳴り出して、思わず苦笑させられたりするが、スカッ

あ、1曲スティーヴ・ルカサーがゲスト参加してます。
AFTER THE RAINは私も好きな一枚でした。
その後名前を聞かないので、どうしちゃったのかなと思っていました。
起死回生の一作となると、聴いてみるのが楽しみです。探してみよ。
でお、ルカサーとの関係は何だろう?