
その内容は、チカーノやマリアッチといったラテン・ミュージックや、ブルース、カントリーなど、カルロス個人の音楽的ルーツを探求したもの。元々は『SHANGO』を手掛けたビル・シムジクが、チャック・ベリーの<Havana Moon>をカヴァーしようと言い出したのが始まりだそうだ。そして当時のカルロスのお気に入り、ファビュラス・サンダーバーズを巻き込むことで、このプロジェクトの方向性が見えてきたと言う。
だが彼が冴えていたのは、そこで素直にシムジクを呼ぶのではなく、バリー・ベケットとブッカー・T・ジョーンズ、ジェリー・ウェクスラー、そしてカルロスの共同プロデュースにしたこと。つまり、マッスル・ショールズとメンフィス、そしてアトランティック・レーベルの重鎮を一堂に集めてしまったのである。直感と感情で音を作る自分に対して、それを尊重しつつ音楽的に演出してくれるベケットとブッカー・T、総監督役のウェクスラーと、このキャスティングだけで優れた作品になることは約束されたようなモノだろう。まさにグッジョブ。あとは思う様ギターを弾き倒しゃイイわけで、キモはカルロス自身のコンセプトが従来のサンタナ・ファンに何処まで受け入れられるか?、である。
他のゲスト陣も、ウィリー・ネルソンやフラーコ・ヒメネスとの共演があれば、父親ホセ・サンタナもいる。そうしたルーツィーなサウンドの中で、タワー・オブ・パワーも堂々の存在感を発揮したわけだ。もちろんサンタナのメンバーや、ベケットの盟友デヴィッド・フッドも参加している。あとココにいて欲しかったとすれば、カルロスの弟ホルヘかな?
だが彼が冴えていたのは、そこで素直にシムジクを呼ぶのではなく、バリー・ベケットとブッカー・T・ジョーンズ、ジェリー・ウェクスラー、そしてカルロスの共同プロデュースにしたこと。つまり、マッスル・ショールズとメンフィス、そしてアトランティック・レーベルの重鎮を一堂に集めてしまったのである。直感と感情で音を作る自分に対して、それを尊重しつつ音楽的に演出してくれるベケットとブッカー・T、総監督役のウェクスラーと、このキャスティングだけで優れた作品になることは約束されたようなモノだろう。まさにグッジョブ。あとは思う様ギターを弾き倒しゃイイわけで、キモはカルロス自身のコンセプトが従来のサンタナ・ファンに何処まで受け入れられるか?、である。
他のゲスト陣も、ウィリー・ネルソンやフラーコ・ヒメネスとの共演があれば、父親ホセ・サンタナもいる。そうしたルーツィーなサウンドの中で、タワー・オブ・パワーも堂々の存在感を発揮したわけだ。もちろんサンタナのメンバーや、ベケットの盟友デヴィッド・フッドも参加している。あとココにいて欲しかったとすれば、カルロスの弟ホルヘかな?