jazz4japan東京ジャズに出演するために集結したアル・ジャロウ&ジャズ・フォー・ジャパン・オールスターズをBillboard Live Tokyoで。セカンド・ショウに足を運んだが、東京での単独公演はこの日の2ステージだけということで、ほぼフルハウスだ。

アルバムにはスティーヴ・ガッドやマーカス・ミラー、ジョージ・デューク、リー・リトナー、ケニーG、ボニー・ジェイムス、松居慶子…等など、まさに豪華絢爛かつ百花繚乱な顔ぶれが参加している。が、さすがに来日メンバーは、何人かのフロントマンと実務派ミュージシャンといった感じで、アル・ジャロウ以下、トム・スコット(sax)、 ヒューバート・ロウズ (Flute)、デヴィッド・T・ウォーカー(g)、クラレンス・マクドナルド(kyd)、デル・アトキンス (b)、レオン・ンドゥグ・チャンクラー(ds)というラインナップ。ところがデヴィット・T.の爺さまは、スケジュールの都合で東京ジャズ終了後にとんぼ帰りしたらしく、東京/大阪のビルボード・ツアーには、西藤 ヒロノブという新進のジャズ・ギタリストがトラで参加していた。

そもそもこの来日メンバー、4リズムの面々はベースを除いて皆デヴィ爺バンドなのだから、御大不在はどうよ? と思ったが、もう後の祭り。東京ジャズの顔ぶれそのままでビルボードに乗り込んでくると信じて疑ってなかった自分を攻めるしかない。

それでも、アル・ジャロウのソロ・ツアーでないのは百も承知。震災支援の為に作られた『JAZZ FOR JAPAN』収録曲に加え、どこまでアルの曲を演ってくれるかが、カナザワ的な楽しみであった。するとまぁ、思った以上にスタンダードな選曲で…。でもその分<Spain>の炸裂ぶりがかなり熱く、これは彼のレギュラー・バンドで聴くよりもハプニングしてた気がする。ステージに上がるまではヨレヨレで、スタッフに支えられて登場したアルだったが、一旦スポットが当たれば水を得た魚のように変幻自在のヴォーカルを聴かせる。去年のソロ・ツアーも似たような状態だったが、貴重な存在だけにまだまだ頑張って歌って欲しいものである。

個人的には、久し振りに観たトム・スコットの健在ぶりと、全然枯れちゃいなかったヒューバート・ロウズが収穫。結局デヴィ不在の憤まんは、いつしか忘れてしまったカナザワでした。

【SET LIST】 

1. So What
2. Sugar
3. What A Wonderful World
4. Watermelon Man
-- Al Jarreau 登場--
5. My Favorite Things
6. Cold Duck
7. Agua de Berber
8. MIdnight Sun
9. Spain
-- ENCOUR --
10. C.C.Rider