tatsuro_opus我が家にも届きました。タツローさん初のオール・タイム・ベスト『OPUS』。選曲に関しては色々意見があるだろうが、シングル曲を中心に当人が選んだ49曲ということで、誰も文句など言えまい。とにかく今回のリリースに関しては、達郎さん自身の露出がメチャメチャ多くて、到底追い切れない。まぁ、その分相方が鼻息も粗く気合い充分なので、自分はコソッとそれに乗っちゃっておるのだが…

さて、37年間のキャリア総ざらえ。自分が達郎さんのアルバムを意識して聴き始めたのは、ソロ・アルバムとしては4枚目(スタジオ盤では3枚目)にあたる『GO AHEAD!』からだった。しかも最初は達郎さんのレコードではなく、入学から2〜3ヶ月遅れて入った大学の軽音サークルで、先輩が組んでいた達郎コピー・バンドの演奏が最初。楽曲的には、<Paper Doll>や<Solid Slider>、<Pink Shadow>、<Circus Town>などで、<Bomber>や<Let's Dance Baby>は、「あぁ、この曲は何処かで聴いたことがあるなぁ〜」と思ったものだ。そしてそのバンドのギタリストとして他のサークルから引き抜かれ、新入生ながらも先輩たちと台頭、もしくはそれ以上にバンドの牽引役となっていたのが、あの角松敏生であった。

中学生の頃からMUSIC LIFEや音楽専科といった音専誌をスミからスミまで読んでいたから、はっぴいえんどもシュガー・ベイブも名前だけは知っていた。達郎さんがソロ・デビューしたのも読んでいたし、『CIRCUS TOWN』のジャケットも覚えている。しかし自分の周りでは、 日本のロックと言えば、クリエイションやサディスティック・ミカ・バンド、四人囃子、カルメン・マキ&オズなどが人気。ユーミンは友人から散々聴かされてたが、こうしたロックとニュー・ミュージックの狭間から出てきたようなアーティストを積極的に聴いている者は皆無だった。

ゆえに、最も多感な時期に聴いたRCA/AIRイヤーズの作品群や、MOON設立後の『MELODIES』、『POCKET MUSIC』あたりが、今も自分のフェイヴァリット。『OPUS』でいえば、Disc1とDisc2である。『ARTISAN』や最新作『RAY OF HOPE』も大好きだけれど、自分の記憶や、あの時代の匂いと楽曲がそのままリンクしているのは、どうしてもこの頃の作品なんだよなぁ〜

そういえば、学生の頃、日芸(日本大学芸術学部)にスゴい達郎のコピー・バンドがあると、風の噂に聞いたような…。今にして思えば、あれがSo Niceだったのだな、きっと。