
本日は年初め恒例、未唯mieさんの『新春 PINK LADY NIGHT 2015』@目黒Blues Alley Japan。ここ4~5年は毎年観ているので、特に大きな発見はないけれど、何だかコレがないと正月がきた!という気がしない。例によって、キング・クリムゾンもディープ・パープルもサンタナ、ベンチャーズも、そして音頭もジャズも変拍子も、<Peter Gun>や<Jungle Boogie>も…と、すべてがピンク・レディの楽曲の中に放り込まれる奇天烈さ。仙波清彦プロデュース/久米大作アレンジの下、村上ポンタ秀一や村田陽一(tb)、白井良明(g)、バカボン鈴木(g)といった手練たちと和楽器隊、ラテン・パーカッション部隊など、例によって総勢20数名のニギニギしいステージだった。でも演る方も、今年で5年目というコトで、多少熟れていた気もするな。
さて本日のご紹介は、どちらも “昔の自分” という無理繰りな繋がりで、ブライアン・アダムスの最新作『TRACKS OF MY YEARS』。まるで70年代のハード・ロック兄ちゃんみたいな風貌のブライアンがジャケットに映っているが、これは実際にカナダでディープ・パープルのツアー・クルーのバイトをしていた16歳の頃の写真だそうだ。
既に10月には発売されていたアルバムだけど、実は世間で騒がれている『RECKLESS:30th Anniversary Edition』よりも、個人的には遥かに気に入ってる。最近は少し現場から足が遠のいてるっぽいし、たまにやってもすっかり金太郎飴状態だったデヴィッド・フォスターが、なかなか良い仕事をしているんだな、これが。
内容は、10代の頃のブライアンが親しんでいた名曲たちのカヴァー集。収録されているのは、以下の通りだ。
1. Any Time At All / The Beatles
2. She Knows Me ※オリジナル新曲
3. I Can't Stop Loving You (愛さずにいられない)/ Ray Charles
4. Kiss And Say Goodbye (涙の口づけ)/ The Manhattans
5. Lay Lady Lay / Bob Dylan
6. Rock And Roll Music / Chuck Berry, The Beatles
7. Down On The Corner / CCR
8. Never My Love / Association
9. Sunny / Bobby Hebb
10. The Tracks Of My Tears / Smokey Robinson & The Miracles
11. God Only Know / The Beach Boys
< Bonus Track>
12. You've Been A Friend To Me ※オリジナル
13 . Help Me Make It Through The Night / Kris Kristofferson
14. C'mon Everybod y/ Eddie Cochran
15. Many Rivers To Cross(遙かなる河)/ Jimmy Cliff
16. You Shook Me / Muddy Waters, Led Zeppelin
マンハッタンズとかアソシエーションとか、「へぇ〜、こんな曲聴いてたんだ
」と、意外に思わされる曲が多いのがミソ。ルックスとは裏腹に、決してハード・ロック一辺倒ではなかったブライアンの嗜好が窺えて面白い。あまり斬新なアレンジはないけれど、決してコピーにはなっておらず、「好きなんだねェ
」と微笑ましい気持ちになる。フォスターがいつになく自分の色を抑えているのも、凄く好感。もちろん、同じカナダ人同士で、古い付き合いのブライアンだから…、というトコロはあるのだろうが。
3曲のみプロデュースにボブ・ロック。そしてエンジニアにはボブ・クリアマウンテンほか。バックにはディーン・パークス(g)、マイケル・トンプソン(g)、ミッキー・カリー(ds)といったお馴染みの名に、ラスティ・アンダーソン(g)、エイブ・ラボリエルJr.(ds)といったポール・マッカートニー・バンドの面々が参加している。7インチ・シングルをあしらったブックレットのアートワークもナイス。
商売っ気よりも、真の音楽愛に溢れた好作品。
既に10月には発売されていたアルバムだけど、実は世間で騒がれている『RECKLESS:30th Anniversary Edition』よりも、個人的には遥かに気に入ってる。最近は少し現場から足が遠のいてるっぽいし、たまにやってもすっかり金太郎飴状態だったデヴィッド・フォスターが、なかなか良い仕事をしているんだな、これが。
内容は、10代の頃のブライアンが親しんでいた名曲たちのカヴァー集。収録されているのは、以下の通りだ。
1. Any Time At All / The Beatles
2. She Knows Me ※オリジナル新曲
3. I Can't Stop Loving You (愛さずにいられない)/ Ray Charles
4. Kiss And Say Goodbye (涙の口づけ)/ The Manhattans
5. Lay Lady Lay / Bob Dylan
6. Rock And Roll Music / Chuck Berry, The Beatles
7. Down On The Corner / CCR
8. Never My Love / Association
9. Sunny / Bobby Hebb
10. The Tracks Of My Tears / Smokey Robinson & The Miracles
11. God Only Know / The Beach Boys
< Bonus Track>
12. You've Been A Friend To Me ※オリジナル
13 . Help Me Make It Through The Night / Kris Kristofferson
14. C'mon Everybod y/ Eddie Cochran
15. Many Rivers To Cross(遙かなる河)/ Jimmy Cliff
16. You Shook Me / Muddy Waters, Led Zeppelin
マンハッタンズとかアソシエーションとか、「へぇ〜、こんな曲聴いてたんだ


3曲のみプロデュースにボブ・ロック。そしてエンジニアにはボブ・クリアマウンテンほか。バックにはディーン・パークス(g)、マイケル・トンプソン(g)、ミッキー・カリー(ds)といったお馴染みの名に、ラスティ・アンダーソン(g)、エイブ・ラボリエルJr.(ds)といったポール・マッカートニー・バンドの面々が参加している。7インチ・シングルをあしらったブックレットのアートワークもナイス。
商売っ気よりも、真の音楽愛に溢れた好作品。