jeff days
いやぁ、コレがCD化されると知った時は、相当ビックリした。今でこそヴァイナル・ディガーにはそれなりに知られていて、ググればすぐに音や情報がヒットしてくる。でも自分がこれをゲットした7〜8年前は、まだ本当に知られていなかった。それこそ、“『AOR Light Mellow』の新装版が出る時には、ちょっとした目玉アイテムにできるかな?”なんて目論んでいたくらい。忙しくてまごまごしているうちに、それもアッサリ夢と消えてしまったワ… (いい加減 動かないとなぁ…)

さて、キャッチコピーに “カリフォルニアのAOR/ライトメロウ系シンガー・ソングライター” なんて紹介されているこのアルバムは、今もってまったく得体の知れないジェイ・デイズという男のワン&オンリー作。でもAORのレッテルを貼られてこのアートワークなら、そりゃぁ〜目に止まるだろう。ただし実際は完全なプライヴェート・プレス。参加メンバーにも、鍵盤でジョン・ケインなんて人が参加していて、“エッ、ベイビーズ〜ジャーニーの?” なんてことが頭をよぎるが、それは十中八九妄想だろう。他のクレジットにもピ〜ンと来る人はなく、とことんオブスキュアーな一枚なのだ。

でもこのアートワークから ハワイっぽいの?? と思った方は勘がよろしい。さすがにマッキー・フェアリーと比較したら反則ながら、確かにブルー・アイド・ソウルらしさが息づいていて、ムーディーなエレキ・ピアノが聴けたり、テイスティな女性コーラスが絡んだりする。でもアルバム全体から立ち上ってくるのは、軽やかなノリのジャズ・テイスト。しかもマイケル・フランクスやらケニー・ランキンというより、洒脱になったベン・シドランという感じか。シンガー・ソングライター・スタイルではなくミュージシャン指向の人のようで、曲によっては結構ファンキーに迫ったりする。

実際インスト・チューンもいくつかあって、本人のギター・プレイをフィーチャー。タイプとしては、ちょっとジェイムス・ヴィンセント風だ。とはいえ、本人含めそれほど卓越したミュージシャンは見当たらず…、という辺りも、何処かコンテンポラリー・ハワイアンっぽい。youtubeには何曲かアップされているが、まずはこのあたりをご試聴あれ。



ところで解説には78年発表とあるが、これがどうも怪しい。CDでは分かりにくいが、ジャケのイラストには C.1980 のクレジットがあるのよ。