fusion best summer
ワーナーの再発シリーズ『FUSION BEST COLLECTION 1000』からのスピン・オフ企画である角松敏生プレゼンツの第2弾『SUMMER STORY』。年初めに出た第1弾が好評だったのだろうが、実のところフュージョン・ファン向けというよりは、角松ファンに洋楽フュージョンの魅力を広めたい、そんな企画と言えるかもしれない。

チョイスの内容にもヒネリはなく、王道を行く爽やかフュージョン集。冒頭の流れはフュージョンというより完全にAORコンピだが、全般的に歌モノが多く選ばれている。中には、“何故にこの曲?” というセレクトもないではないが、“夏” というキーワードの元、聴き流すには心地良い。

一方で、角松と縁のあるミュージシャンが多く選ばれている印象も。例えばカールトン、ジェフ・ローバー、カーク・ウェイラムは角松のアルバムに参加しているし、リトナーやサンボーンは92年のEarth Voice Concertで共演している。サンボーン<Dream>は、まさにその時にプレイしていた曲だ。もちろんアル・ジャロウやジョージ・デューク、デオダートは、彼がアマチュア時代から愛聴していたアーティストである。

早い話、角松チョイスによるフュージョン入門コンピ、というのが適当か。その筋のマニアは、1000円で買えるオリジナル・リイシューで、まだ聴いたコトがないアルバムをゲットすべし。

1. ミスター・ブリーフケース/リー・リトナー
2. モーニン/アル・ジャロウ
3. ストライクス・トワイス/ラリー・カールトン
4. ラヴ・アイランド/デオダート
5. 過ぎし時に/フローラ・プリム
6. アマジョウル/アイアート・モレイラ
7. 風に舞う/ダン・シーゲル
8. ファクツ・オブ・ラヴ/ジェフ・ローバー
9. ミュージック・プレイヤー・フォー・ピース/アーニー・ワッツ
10. フォー・ユー/カーク・ウェイラム
11. トゥゲザー・アット・ラスト/ノーマン・ブラウン
12. イフ・ユー・ウィル/ジョージ・デューク
13. ドリーム /デヴィッド・サンボーン