今回も足をお運びいただいた皆さま、どうもありがとうございました。ゴールデン・ウィーク中の開催ということで、集客状況が読めず不安もありましたが、むしろ普段より若干多めのお運びを頂きました。ビックリするような旧知の顔が幾つかあったのは、連休効果でしょうか。20代の若い音楽マニアも複数いて、オッサンは嬉し〜い そしていつも通り、エルプさんにレーザー・ターンテーブルをご用意いただき、最高の音質によるアナログ・プレイで爆音AORを堪能していただきました。
今回の特集は、Champlin = Williams = Friestedt の来日1ヶ月前というコトで、アナログ作品のあるビル・チャンプリンとジョセフ・ウィリアムスの特集。
まずオープニング・セクションは、最近のアナログ爆買いで入手したUKのブルー・アイド・ソウル・シンガー:トニー・ストーンでスタート。ネッド・ドヒニーがプロデュースを手掛けており、それが88年のネッド復活のキッカケになった。CDは珍しくないが、まぁ、アナログ発見というコトで。デボラ・アレンは、現在も歌っているポップ・カントリー系女性シンガー。デビュー食後はAOR寄りの作品もあったが、この曲を提供/プロデュースしたのはジョーイ・ココで、清楚な印象だったデボラ嬢がドラスティックにケバケバしく変貌した。そこでジョーイ・ココって誰よ?となるが、実はこれ、プリンスの変名。この名前でケニー・ロジャースに曲を書いたり、シーナ・イーストンやノナ・ヘンドリックスに関わっていたのだ。というワケで、デボラもシーナやシーラ・Eの変身ぶりを意識したのかな。一応、Light Mellowなりのプリンス追悼のセレクト。そしてハンコックの<Paradise>は再発を祝っての爆音体験で。
ビル&ジョセフ特集は、それほどレアなモノはないけれど、サンズの<Here Is Where Your Love Belongs>はデヴィッド・フォスターとの出会いの一曲でも。ジェイ・P・モーガンやポインター・シスターズも歌っている。パティ・ラベルとのデュエット曲は『MIAMI VICE 2』のサントラから。最後の<Give Me Wings>だけレアな曲で、サンズ脱退〜ソロ独立の前後に作られたゴスペル系オムニバスに参加し、クワイアをバックに熱唱している。
デビューが遅いジョセフには、アナログ盤での参加作品が多くないのが、TOTO参加直前に日本制作でCMソングになった<My One/DJ In My Life>という珍盤があった。さすがに音はナニだが、ヴォーカルは1stの頃のような繊細さはなく、もうタフなTOTOの歌声になっている。『BODY BY JAKE』はAORマニアにはそこそこ知られているエアロビクス・フィルムのサントラ盤。アンドレ・フィッシャー(元ルーファス)が一枚噛んでいたためか、参加メンバーがやたら豪華で、ボビー・コールドウェルやマイケル・センベロ、レスリー・スミスらがリード・ヴォーカルを担当。その中でジョセフも2曲、オリジナルを歌っていた。後者のイントロでは、インストラクターのジェイクさんが、繰り返し「Let's Do It!」と発奮を促していて、少し前のビリー・ザ・ブートキャンプを思い出させる
レア盤コーナーは、一部でお馴染み、メロウ・ディスコティークにアレンジされたボビーの7インチもの。<タワーリング・インフェルノ 愛のテーマ>で知られるモーリン・マクガヴァンの<We’ll Never Have To Say Goodbye>は、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーがヒットさせたジェフリー・コマナーの楽曲。グレイドン=フォスターが参加したもののお蔵入りしてしまっている幻のアルバムから、実は英・欧のみシングルが切られていたのだ。シングルなので当然クレジットはないが、ギターはグレイドンに聞こえないこともないような…
で、ラストの新曲コーナーは発売になったばかりで好評を呼んでいるエド・グリーンの初ソロ楽曲と、今月発売されるスティーリー・ダン・フォロワー最右翼モンキー・ハウスの新作から。この曲のギター・ソロは、正真正銘ジェイ・グレイドンです。
…というワケで、次回も8月21日(日)の開催が決まりました。AOR好き、レーザーターンテーブルの音に興味がある方は、ぜひ奮ってご参加を。お待ちしております。
● Opening Section
1. Heartbreak In The Making / Tony Stone
2. Telepathy / Deborah Allen
3. Paradise / Herbie Hancock
● Bill Champlin & Joseph Williams 特集
4. Satisfaction / Bill Champlin
5. Isn’t She Lovely / Lee Ritenour
6. Here Is Where Your Love Belongs / Sons Of Champlin
7. Don’t Keep Me Waiting, Girl / Tim Weisberg
8. Take It On Up / Paulinho Da Costa
9. The Last Unbroken Heart / Patti LaBelle & Bill Champlin
10. Give Me Wings / Bill Champlin with The Fairfax Street Choir
-- intermission --
11. Thar First Night / Joseph Willaims
12. My One (12inch version)/ Joseph Williams
13. DJ In My Life (7inch version)/ Joseph Williams
14. Toughen Up / サントラ『Body By Jake』
15. Firepower / サントラ『Body By Jake』
● レア盤コーナー
16. Alfie / Bobby Caldwell
17. We’ll Never Have To Say Goodbye / Maureen McGovern
● 新曲コーナー
18. Green Light / Ed Greene
19. Funk-A-Dunk / Ed Greene
20. Good To Live / Monkey House
まずオープニング・セクションは、最近のアナログ爆買いで入手したUKのブルー・アイド・ソウル・シンガー:トニー・ストーンでスタート。ネッド・ドヒニーがプロデュースを手掛けており、それが88年のネッド復活のキッカケになった。CDは珍しくないが、まぁ、アナログ発見というコトで。デボラ・アレンは、現在も歌っているポップ・カントリー系女性シンガー。デビュー食後はAOR寄りの作品もあったが、この曲を提供/プロデュースしたのはジョーイ・ココで、清楚な印象だったデボラ嬢がドラスティックにケバケバしく変貌した。そこでジョーイ・ココって誰よ?となるが、実はこれ、プリンスの変名。この名前でケニー・ロジャースに曲を書いたり、シーナ・イーストンやノナ・ヘンドリックスに関わっていたのだ。というワケで、デボラもシーナやシーラ・Eの変身ぶりを意識したのかな。一応、Light Mellowなりのプリンス追悼のセレクト。そしてハンコックの<Paradise>は再発を祝っての爆音体験で。
ビル&ジョセフ特集は、それほどレアなモノはないけれど、サンズの<Here Is Where Your Love Belongs>はデヴィッド・フォスターとの出会いの一曲でも。ジェイ・P・モーガンやポインター・シスターズも歌っている。パティ・ラベルとのデュエット曲は『MIAMI VICE 2』のサントラから。最後の<Give Me Wings>だけレアな曲で、サンズ脱退〜ソロ独立の前後に作られたゴスペル系オムニバスに参加し、クワイアをバックに熱唱している。
デビューが遅いジョセフには、アナログ盤での参加作品が多くないのが、TOTO参加直前に日本制作でCMソングになった<My One/DJ In My Life>という珍盤があった。さすがに音はナニだが、ヴォーカルは1stの頃のような繊細さはなく、もうタフなTOTOの歌声になっている。『BODY BY JAKE』はAORマニアにはそこそこ知られているエアロビクス・フィルムのサントラ盤。アンドレ・フィッシャー(元ルーファス)が一枚噛んでいたためか、参加メンバーがやたら豪華で、ボビー・コールドウェルやマイケル・センベロ、レスリー・スミスらがリード・ヴォーカルを担当。その中でジョセフも2曲、オリジナルを歌っていた。後者のイントロでは、インストラクターのジェイクさんが、繰り返し「Let's Do It!」と発奮を促していて、少し前のビリー・ザ・ブートキャンプを思い出させる
レア盤コーナーは、一部でお馴染み、メロウ・ディスコティークにアレンジされたボビーの7インチもの。<タワーリング・インフェルノ 愛のテーマ>で知られるモーリン・マクガヴァンの<We’ll Never Have To Say Goodbye>は、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーがヒットさせたジェフリー・コマナーの楽曲。グレイドン=フォスターが参加したもののお蔵入りしてしまっている幻のアルバムから、実は英・欧のみシングルが切られていたのだ。シングルなので当然クレジットはないが、ギターはグレイドンに聞こえないこともないような…
で、ラストの新曲コーナーは発売になったばかりで好評を呼んでいるエド・グリーンの初ソロ楽曲と、今月発売されるスティーリー・ダン・フォロワー最右翼モンキー・ハウスの新作から。この曲のギター・ソロは、正真正銘ジェイ・グレイドンです。
…というワケで、次回も8月21日(日)の開催が決まりました。AOR好き、レーザーターンテーブルの音に興味がある方は、ぜひ奮ってご参加を。お待ちしております。
● Opening Section
1. Heartbreak In The Making / Tony Stone
2. Telepathy / Deborah Allen
3. Paradise / Herbie Hancock
● Bill Champlin & Joseph Williams 特集
4. Satisfaction / Bill Champlin
5. Isn’t She Lovely / Lee Ritenour
6. Here Is Where Your Love Belongs / Sons Of Champlin
7. Don’t Keep Me Waiting, Girl / Tim Weisberg
8. Take It On Up / Paulinho Da Costa
9. The Last Unbroken Heart / Patti LaBelle & Bill Champlin
10. Give Me Wings / Bill Champlin with The Fairfax Street Choir
-- intermission --
11. Thar First Night / Joseph Willaims
12. My One (12inch version)/ Joseph Williams
13. DJ In My Life (7inch version)/ Joseph Williams
14. Toughen Up / サントラ『Body By Jake』
15. Firepower / サントラ『Body By Jake』
● レア盤コーナー
16. Alfie / Bobby Caldwell
17. We’ll Never Have To Say Goodbye / Maureen McGovern
● 新曲コーナー
18. Green Light / Ed Greene
19. Funk-A-Dunk / Ed Greene
20. Good To Live / Monkey House