gwen guthrie GWEN GUTHRIE / GWEN GUTHRIE


週明け恒例、カナザワが出演している高音質デジタル・ラジオ:TS-ONEのプログラム『PREMIUM ONE』、そのプレイリストのご紹介。今週はトータル・テーマ設定ナシながら、カナザワは当ブログで少し前にご紹介したボブ・マリー&ザ・ウェイラーズ『LIVE ! -Deluxe Edition- 』を皆さんにもお聴かせしたく、後半のアルバム紹介コーナー Revive One でピックアップした。それに連動して、前編のチョイスも、ボブ・マーリー作品のカヴァーにフォーカス。対してELP竹内氏は、男性が歌うラヴ・ソングにスポットを当てている。

【 2月27日〜3月5日まで放送分のPLAY LIST 】
M1 : Now And Forever / Richard Marx    【選曲 : 竹内】
M2 : Have A Little Faith In Me / John Hiatt    【選曲 : 竹内】
M3 : I Shot The Sheriff / Eric Clapton    【選曲 : 金澤】
M4 : Is This Love ? / Gwen Guthrie    【選曲 : 金澤】
  ◉レコメンド・コーナー『REVIVE ONE』!
1枚のアナログレコードにスポットを当てて、レコメンダーの愛聴盤をご紹介するコーナー!
《竹内孝幸の愛聴盤》 Elvis Presley『24KARAT HITS』(1961年)
M5 : Love Me / Elvis Presley (mono)
M6 : Can’t Help Falling in Love / Elvis Presley       
《金澤寿和の愛聴盤》 BOB MARLEY & THE WAILERS 『LIVE! Deluxe Edition』
M7 : Natty Dread / Bob Marley & The Wailers 
M8 : No Woman No Cry / Bob Marley & The Wailers  


楽曲解説、ボブ・マーリーに関しては、上部リンクから以前のポストをご覧いただくとして、ココでは前半2曲のカナザワ選曲分を。

そこでまず、エリック・クラプトン、74年の全米No.1ヒットとなったコレから。麻薬禍でしばし隠遁生活を送っていた彼が、久々に表舞台に復帰した話題作『461 OCEAN BOULEVARD』に収録され、先行シングルに切られて大きな話題を提供した。“ギターの神様”と謳われていたクラプトンが、ゆったりレイド・バックしてレゲエを歌う姿に、当時は賛否両論が飛び交ったものである。

名盤『KAYA』に収められたボブの代表曲<Is This Love?>を歌っているのは、ニューヨークの黒人セッション・シンガー:グウェン・ガスリー。クインシー・ジョーンズの作品でリード・ヴォーカルを取ったこともある実力派で、ソングライター/ソロ・アクトとしても活躍。ヒット曲も飛ばしたが、82年に発表された1stソロ・アルバム『GWEN GUTHRIE』は、当時のレゲエ・シーン屈指のクリエイターズ・ユニット:スライ・ダンバー&ロビー・シェイクスピアのプロデュースにより、かなり斬新なレゲエ・ファンク・アルバムとして完成を見た。ジャケ写のイメージ通り、ちょっとキュートな歌い口が魅力的(CDはデフ・ジャケ)だったが、彼女は99年に 48歳で急逝。本当はパティ・オースティン辺りに匹敵する人だったのに、極めて残念な死だった。