BOSTON (幻想飛行)/ BOSTON
週明け恒例、カナザワがレギュラー出演する高音質デジタル・ラジオ:TS-ONEのプログラム『PREMIUM ONE』の週一更新ご案内。4月からの聴取エリア拡大、PCでも聴視化(Windows8.1以上)となったのに伴い、更新直後である月・火曜の放送時間が変更になりました。特に初回月曜日が24:00からのオンエアになったので、このブログでのご案内は、先週から火曜日以降になっています。
週明け恒例、カナザワがレギュラー出演する高音質デジタル・ラジオ:TS-ONEのプログラム『PREMIUM ONE』の週一更新ご案内。4月からの聴取エリア拡大、PCでも聴視化(Windows8.1以上)となったのに伴い、更新直後である月・火曜の放送時間が変更になりました。特に初回月曜日が24:00からのオンエアになったので、このブログでのご案内は、先週から火曜日以降になっています。
さて今週は新年度のスタート、出逢いの季節にちなんで、ファースト・アルバム特集!!
【 4月10日〜4月16日まで放送分のPLAY LIST 】
M1 : Chuck E.’s In Love / Rickie Lee Jones 【選曲 : 竹内】
M2 : Hush / Deep Purple 【選曲 : 金澤】
M3 : Cactus Tree / Joni Mitchell 【選曲 : 竹内】
M4 : Common Childern / Earth Wind & Fire 【選曲 : 金澤】
◉レコメンド・コーナー『REVIVE ONE』!
1枚のアナログレコードにスポットを当てて、レコメンダーの愛聴盤をご紹介するコーナー
《竹内孝幸の愛聴盤》 Bonnie Raitt『BONNIE RAITT』(1971)
M5 : Bluebird / Bonnie Raitt
M6 : Finest Lovin’ Man / Bonnie Raitt
《金澤寿和の愛聴盤》 Boston『BOSTON(幻想飛行)』(1976)
M7 : More Than A Feeling / Boston
M8 : Peace Of Mind / Boston
今回カナザワが前半に選んだのは、アーティストのパブリック・イメージとは少々異なるデビュー作。英国ハード・ロックの雄ディープ・パープルの1st『SHADES OF DEEP PURPLE』(68年)は、後の看板リッチー・ブラックモアの激しいギターではなく、ジョン・ロードのオルガンを中心に音を組み立て、サイケデリックなアート・ロックを創っていた。最近はクーラー・シェイカーのカヴァーで親しまれたこの曲(オリジナルはジョー・サウス)も、英国より米国でウケが良く、代表曲<Smoke On The Water>と並ぶ全米チャート4位を記録している。
アース・ウインド&ファイアーのデビュー作も、まだ洗練されたポップ・ファンクからは程遠く、ゴリゴリのジャズ・ファンクをプレイ。全盛期のメンバーはモーリス・ホワイトと弟ヴァーダイン(b)のみで、フィリップ・ベイリーの代わりに女性シンガーが在籍していた。
一転、Revive Oneのコーナーでは、1作目で最高レヴェルの成功を収めた作品から、ボストンのデビュー作をご紹介。電波乗りの良い空間的音像は、レーザーターンテーブルで聞くには持ってこい!である。お馴染みのデビュー・シングル<More Than A Feeling(宇宙の彼方へ)>は全米5位をマーク。<Peace Of Mind>は3枚目のシングルに切られ、全米38位まで上昇した。大陸的で乾いた響きのギター・サウンドと強力なハイトーン・ヴォイス、緻密なヴォーカル・ハーモニー。英国産ハード・ロックやプログレッシブ・ロックの影響を米国流のポップ・センスで昇華し、それをラジオ乗りの良い開放的なサウンドで彩って、アメリカン・ロックの新しい時代を刻んだのが、このボストンのデビュー作だった。
更に今夜はクルマを飛ばし、佐々木詩織(vo)&井上薫(pf) のカフェ・ライヴ@成城学園 F*GICCOへ。詩織ちゃんは去年音大を出たばかりのセッション・シンガーで、大野雄二のルパン3世のサントラ最新作で歌ったり、著名アーティストのライヴでコーラスを務めるなど、仕事急増中の実力派。当ブログ的には、カナザワがインディ・デビューへ導いた Blue Peppers の<六月の夢>でヴォーカルを取っていた女の子、と言った方が通りがイイか。ピアノの井上薫は、その Blue Peppers の片割れ。かの森俊之さんの一番弟子というコトで、今メキメキと頭角を現しつつある鍵盤プレイヤーだ。
彼らにはバンド形式とこのデュオで演るパターンがあって、今回は2人でオリジナルとカヴァー曲を約半分ずつ歌う構成。ゆったりまったりのカフェ・ライヴながら、瑞々しくも伸びやかな歌声と、時代を超越しうる確かなセンスを見せてくれた。カヴァー曲のセレクトもナイスで、ジャズ・スタンダードからエド・シーラン、ホール&オーツ<I Can't Go For That>まで。特に響いたのが、「一番好きなシンガー」と言って歌った竹内まりや<Cool Down>、母親:佐々木久美さんと一緒に山下達郎のコーラスを務めていた故・CINDYの<Must Be Lucky>あたり。ビル・ウィザーズ<Lean On Me>を日本語にしてゴスペル調で歌った(金子マリが音楽番組で歌ったヴァージョンが元とか)のには、血統の良さを感じずにはいられなかった。予期せぬダブル・アンコールでは、急遽<六月の夢>を披露。多忙なメンバーが多く、デュオ・ヴァージョンが続いているけど、バンド・ライヴも是非近いうちに。
【 4月10日〜4月16日まで放送分のPLAY LIST 】
M1 : Chuck E.’s In Love / Rickie Lee Jones 【選曲 : 竹内】
M2 : Hush / Deep Purple 【選曲 : 金澤】
M3 : Cactus Tree / Joni Mitchell 【選曲 : 竹内】
M4 : Common Childern / Earth Wind & Fire 【選曲 : 金澤】
◉レコメンド・コーナー『REVIVE ONE』!
1枚のアナログレコードにスポットを当てて、レコメンダーの愛聴盤をご紹介するコーナー
《竹内孝幸の愛聴盤》 Bonnie Raitt『BONNIE RAITT』(1971)
M5 : Bluebird / Bonnie Raitt
M6 : Finest Lovin’ Man / Bonnie Raitt
《金澤寿和の愛聴盤》 Boston『BOSTON(幻想飛行)』(1976)
M7 : More Than A Feeling / Boston
M8 : Peace Of Mind / Boston
今回カナザワが前半に選んだのは、アーティストのパブリック・イメージとは少々異なるデビュー作。英国ハード・ロックの雄ディープ・パープルの1st『SHADES OF DEEP PURPLE』(68年)は、後の看板リッチー・ブラックモアの激しいギターではなく、ジョン・ロードのオルガンを中心に音を組み立て、サイケデリックなアート・ロックを創っていた。最近はクーラー・シェイカーのカヴァーで親しまれたこの曲(オリジナルはジョー・サウス)も、英国より米国でウケが良く、代表曲<Smoke On The Water>と並ぶ全米チャート4位を記録している。
アース・ウインド&ファイアーのデビュー作も、まだ洗練されたポップ・ファンクからは程遠く、ゴリゴリのジャズ・ファンクをプレイ。全盛期のメンバーはモーリス・ホワイトと弟ヴァーダイン(b)のみで、フィリップ・ベイリーの代わりに女性シンガーが在籍していた。
一転、Revive Oneのコーナーでは、1作目で最高レヴェルの成功を収めた作品から、ボストンのデビュー作をご紹介。電波乗りの良い空間的音像は、レーザーターンテーブルで聞くには持ってこい!である。お馴染みのデビュー・シングル<More Than A Feeling(宇宙の彼方へ)>は全米5位をマーク。<Peace Of Mind>は3枚目のシングルに切られ、全米38位まで上昇した。大陸的で乾いた響きのギター・サウンドと強力なハイトーン・ヴォイス、緻密なヴォーカル・ハーモニー。英国産ハード・ロックやプログレッシブ・ロックの影響を米国流のポップ・センスで昇華し、それをラジオ乗りの良い開放的なサウンドで彩って、アメリカン・ロックの新しい時代を刻んだのが、このボストンのデビュー作だった。
更に今夜はクルマを飛ばし、佐々木詩織(vo)&井上薫(pf) のカフェ・ライヴ@成城学園 F*GICCOへ。詩織ちゃんは去年音大を出たばかりのセッション・シンガーで、大野雄二のルパン3世のサントラ最新作で歌ったり、著名アーティストのライヴでコーラスを務めるなど、仕事急増中の実力派。当ブログ的には、カナザワがインディ・デビューへ導いた Blue Peppers の<六月の夢>でヴォーカルを取っていた女の子、と言った方が通りがイイか。ピアノの井上薫は、その Blue Peppers の片割れ。かの森俊之さんの一番弟子というコトで、今メキメキと頭角を現しつつある鍵盤プレイヤーだ。
彼らにはバンド形式とこのデュオで演るパターンがあって、今回は2人でオリジナルとカヴァー曲を約半分ずつ歌う構成。ゆったりまったりのカフェ・ライヴながら、瑞々しくも伸びやかな歌声と、時代を超越しうる確かなセンスを見せてくれた。カヴァー曲のセレクトもナイスで、ジャズ・スタンダードからエド・シーラン、ホール&オーツ<I Can't Go For That>まで。特に響いたのが、「一番好きなシンガー」と言って歌った竹内まりや<Cool Down>、母親:佐々木久美さんと一緒に山下達郎のコーラスを務めていた故・CINDYの<Must Be Lucky>あたり。ビル・ウィザーズ<Lean On Me>を日本語にしてゴスペル調で歌った(金子マリが音楽番組で歌ったヴァージョンが元とか)のには、血統の良さを感じずにはいられなかった。予期せぬダブル・アンコールでは、急遽<六月の夢>を披露。多忙なメンバーが多く、デュオ・ヴァージョンが続いているけど、バンド・ライヴも是非近いうちに。