
実質的に1ヶ月以上空けて、久々の更新です。でもまだ怒涛の日々、続いております。おそらく7月頭まではこんな調子かと。それでも少し先が見えてきた、というか、超テンパリ状態を脱して、少しだけ気持ちに余裕が出たので、そろそろコチラも再開しないと、というわけで。初夏から秋ぐらいはライトメロウ的に “旬な季節” なので、この時期仕事が集中するのは仕方ない。今年は連休ごろから、毎日1本前後のペースでライナー書いている計算。もっとも廉価シリーズが多く、文字数が少ないからこそ、こなせている感じ。逆に言えば、5〜10年前の倍の仕事量をこなさないと、同じ稼ぎにはならない、という悲しい現実なのだな。でもそれだけ依頼が来ている、というのはとてもありがたいこと。 感謝です

そんな中、急に飛び込み仕事もあって。それがこのキャロル・キングのムック本(河出書房新社刊)の原稿依頼。平原綾香・水樹奈々のダブル・キャストで上演される、自伝的ミュージカル『ビューティフル』の上演を前に、何かと盛り上がっているキャロル・キング周辺。先ごろも、去年のロンドン・ハイドパークで行われた『つづれおり再現ライヴ』が作品化される、というニュースが伝わってきたばかりだ。そういうタイミングでのアーティスト本である。
巻頭インタビューは、彼女と共演している五輪真弓、伊藤銀次、そして落合恵子のお三方。カナザワはディスコグラフィーの一番大事な部分、ザ・シティーから『つづけおり』や『ファンタジー』を含むオード・レーベル期、そしてそのあとの70年代いっぱい、計13ページを担当させて戴いた。
職業ライターとしてのワークスに興味がある人には不向きだが、シンガー・ソングライターとしてのキャロルに惹かれている人には、なかなか分かりやすい内容。彼女をよく知りたい人は、是非お手に。
巻頭インタビューは、彼女と共演している五輪真弓、伊藤銀次、そして落合恵子のお三方。カナザワはディスコグラフィーの一番大事な部分、ザ・シティーから『つづけおり』や『ファンタジー』を含むオード・レーベル期、そしてそのあとの70年代いっぱい、計13ページを担当させて戴いた。
職業ライターとしてのワークスに興味がある人には不向きだが、シンガー・ソングライターとしてのキャロルに惹かれている人には、なかなか分かりやすい内容。彼女をよく知りたい人は、是非お手に。
雑誌かと思いましたが、ちゃんとアーティストブックでしたね。
キャロルの評伝や、時代背景の解説が参考になりました。
五輪真弓のインタビューはご自身の「少女」レコーディングの
話ばかりになってましたが、伊藤銀次さんのインタビューは
さすが時代背景を実によくご理解なさっていると思いました。
アルバムレビューは、デラックスエディションまで含め
全ての作品を取り上げていて充実してますね。
でもこのページレイアウトの余裕ぶりですから
参加ミュージシャンのクレジットも入れられたのでは
ないかと思いました。各ベスト盤の選曲の比較は面白い企画
ですが、要するにODE時代のアルバム全部買えば良いのでは。
キャロルにとっては母の音楽的素養が実に有益だったのですね。
そしてキャロル自身、娘たちにとって良い母親であった、と。
これがレココレ誌でしたら、長女ルイーズの活動についても
1ページくらい割くところでしょうが、それは潔く入れてませんね。