先日、4月頭に発売されるニュー・アルバム『東京少年少女』の話を訊くため、角松敏生の自宅スタジオを訪れた。今そのインタビューを原稿にまとめている。作品の体裁としては、既報の通り、6曲入りのミニ・アルバム。そこに初回生産限定で3曲のボーナス・トラックがついている。『SEA BREZZE 2016』『SEA IS A LADY 2017』『BREATH FROM THE SEASON 2018』と、このところセルフ・リメイクが続いていたので、新曲ベースのアルバムとなると、2014年のプログレ大作『THE MOMENT』以来5年ぶりだ。
これだけセルフ・カヴァーが続いたのは、次作のコンセプトがまとまらない、だから新曲が書けない、なんて理由では? 今まで自分はそんな風に危惧してきたが、彼の考えはもっとスケールが大きかった。すなわち角松は、すべての照準をデビュー40周年に当たる2021年に合わせていて…。三段跳びに喩えれば、現在は、ホップ・ステップ・ジャンプのステップの段階。ビッグ・バンド作品だった『BREATH FROM THE SEASON 2018』が、実はその第一段階だったらしい。『東京少年少女』という意味深なタイトルも、そうしたコンセプトから派生しているという。
したがって曲作りもさして難産ではなく、従来の角松ファンであれば、スンナリ受け入れられるであろう王道サウンド。ホーンを効かせたファンク・チューンあり、ゆったりしたバラードあり、レゲエを仕込んだポップ・チューンあり。中でも意表を突くのが、女性シンガーとのデュエット・チューンが2曲あること。ボーナス曲<A Nght In New York>のクラブ・ミックスを入れると、全9曲中3曲がデュエット曲になる。新しいデュエットの一方は、『BREATH FROM THE SEASON 2018』でも歌っていた吉沢梨絵と。そしてもう1曲は、この人と一緒に歌いたいがためにアルバム・コンセプトとは別に書き下ろしてしまったという<It's So Far Away>。現時点では、それが誰かまだ明かされていないので㊙︎にしておくが、この2人は5月からのツアーにも基本同行するそうなので、とても楽しみだ。
他の2曲のボーナス・トラックは、お馴染み<Tokyo Tower>の Extended Club Mix と、昨年夏のTRIPOD IX@軽井沢大賀ホールで録られた<花瓶>のライヴ・ヴァージョン。前者はニュー・ミックスというより直近ライヴ用に作り直したトラックがベースだそうで、そこにオリジナルのラップやエディットをコラージュさせている。また<花瓶>のライヴは、病欠していた小林信吾の復帰ライヴで、角松も心に期するものがあった様子。
またスタジオ・レコーディングの方では、若き才能との出会いが随所に。とりわけカナザワとも縁深い井上薫(Blue Peppers)が2曲、鍵盤で参加しているのが嬉しい。先日、井上本人に会った時も「メチャクチャ勉強になりました」と言っていたが、そうした若い世代とどう関わっていくか、それもこれからの角松のテーマのひとつであることが窺えた。
このインタビューの模様は、4月上旬発売の『B-PASS ALL AREA Vol.10』(シンコーミュージック刊)に掲載予定。10000字超のロング・インタビューになるはずなので、乞うご期待デス!
したがって曲作りもさして難産ではなく、従来の角松ファンであれば、スンナリ受け入れられるであろう王道サウンド。ホーンを効かせたファンク・チューンあり、ゆったりしたバラードあり、レゲエを仕込んだポップ・チューンあり。中でも意表を突くのが、女性シンガーとのデュエット・チューンが2曲あること。ボーナス曲<A Nght In New York>のクラブ・ミックスを入れると、全9曲中3曲がデュエット曲になる。新しいデュエットの一方は、『BREATH FROM THE SEASON 2018』でも歌っていた吉沢梨絵と。そしてもう1曲は、この人と一緒に歌いたいがためにアルバム・コンセプトとは別に書き下ろしてしまったという<It's So Far Away>。現時点では、それが誰かまだ明かされていないので㊙︎にしておくが、この2人は5月からのツアーにも基本同行するそうなので、とても楽しみだ。
他の2曲のボーナス・トラックは、お馴染み<Tokyo Tower>の Extended Club Mix と、昨年夏のTRIPOD IX@軽井沢大賀ホールで録られた<花瓶>のライヴ・ヴァージョン。前者はニュー・ミックスというより直近ライヴ用に作り直したトラックがベースだそうで、そこにオリジナルのラップやエディットをコラージュさせている。また<花瓶>のライヴは、病欠していた小林信吾の復帰ライヴで、角松も心に期するものがあった様子。
またスタジオ・レコーディングの方では、若き才能との出会いが随所に。とりわけカナザワとも縁深い井上薫(Blue Peppers)が2曲、鍵盤で参加しているのが嬉しい。先日、井上本人に会った時も「メチャクチャ勉強になりました」と言っていたが、そうした若い世代とどう関わっていくか、それもこれからの角松のテーマのひとつであることが窺えた。
このインタビューの模様は、4月上旬発売の『B-PASS ALL AREA Vol.10』(シンコーミュージック刊)に掲載予定。10000字超のロング・インタビューになるはずなので、乞うご期待デス!