お久しぶり! 半月ぶりの更新です。facebookではチラリお知らせしましたが、実は先月21日から昨日まで入院しておりました。トーク・イベントなどいくつか穴を開けてしまいましたが(スミマセン)、締切等は多少余裕のある時期だったのが不幸中の幸い。元々痛みのない病で、退院後の食事制限や運動の規制もナシ。体力的にはまだ万全とは言えないものの、とりあえず仕事に復帰します。ご心配いただいた関係者の皆さま方、どうもありがとうございました!
さて、そんな退院間際に飛び込んできたのが、“ボサノヴァの創始者” とか “ボサノヴァの法王”と崇められるジョアン・ジルベルトの訃報。6日、リオ・デ・ジャネイロの自宅で死去した。死因は明らかにされていないが、数年前から体調を崩していたとされる。享年88歳。
折しも日本では、06年の東京国際フォーラムでの来日公演の模様を映画化した『ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー / JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO』が上映されたばかりで、カナザワもジョアンを日本に招聘した張本人:宮田茂樹プロデューサー(大貫妙子や竹内まりや、EPO、小野リサらの育ての親でもある)にお誘いいただき、試写会にお邪魔した。更にこの8月には、08年以降、表舞台に登場していないジョアンの行方を追った映画『ジョアン・ジルベルトを探して』の公開が決まっている。ある意味、自身の評価の行方をおおよそ見定めた上での、安らかな逝去だったのかもしれない。
マイケル・フランクスやケニー・ランキンらをAORだとするなら、チェット・ベイカー同様、ジョアンもまたAORのルーツと言える。アントニオ・カルロス・ジョビンを巻き込んでジャズとの融合を図った『GETS / GILBERTO』(63年)しかり、マイケル・フランクスのメジャー・デビューの裏側でトミー・リピューマ、アル・シュミット、クラウス・オガーマンと組んで作った『AMOROSO(イマージュの部屋)』(77年)もまたしかり…。
病み上がりの耳に、ジョアンの柔らかな歌声とギターの音色が優しく沁みる。
Rest in Peace...
折しも日本では、06年の東京国際フォーラムでの来日公演の模様を映画化した『ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー / JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO』が上映されたばかりで、カナザワもジョアンを日本に招聘した張本人:宮田茂樹プロデューサー(大貫妙子や竹内まりや、EPO、小野リサらの育ての親でもある)にお誘いいただき、試写会にお邪魔した。更にこの8月には、08年以降、表舞台に登場していないジョアンの行方を追った映画『ジョアン・ジルベルトを探して』の公開が決まっている。ある意味、自身の評価の行方をおおよそ見定めた上での、安らかな逝去だったのかもしれない。
マイケル・フランクスやケニー・ランキンらをAORだとするなら、チェット・ベイカー同様、ジョアンもまたAORのルーツと言える。アントニオ・カルロス・ジョビンを巻き込んでジャズとの融合を図った『GETS / GILBERTO』(63年)しかり、マイケル・フランクスのメジャー・デビューの裏側でトミー・リピューマ、アル・シュミット、クラウス・オガーマンと組んで作った『AMOROSO(イマージュの部屋)』(77年)もまたしかり…。
病み上がりの耳に、ジョアンの柔らかな歌声とギターの音色が優しく沁みる。
Rest in Peace...
どうぞご無理なさらずに。