厳しい残暑が続く中、それでも確実に過ごしやすい瞬間が増えてきた8月末日。夏が過ぎてしまう前に、コレは紹介しておかないと。ナツ・サマーの2ndフル・アルバム『葉山ナイツ』。ただ心地良い都市型ラヴァーズ・ロックを演っているのは変わらないものの、今作は太陽燦々というよりは、夕暮れどきの涼やかな時間を更にチル・アウトさせてくれる作品。湘南でも海水浴場のあるような大きな海岸ではなく、リッチなリゾート空間のある葉山のイメージ、というのがポイントかも。関東圏の人じゃないと伝わりにくいかもしれんケド…。
シングル・リリースはコンスタントに続いていたものの、アルバムとしては17年の『Hello, future day』以来、早3年ぶり。プロデュースは今回も流線形:クニモンド瀧口で、シティ・ポップというオブラートに包んだ甘口レゲエ・ビートに まったりゆったり。流線形の哀愁ナンバー<3号線>をスティール・パンをフィーチャーしてトリロピカル・リメイクするなんて、まさにストライクな出来だ。続いての<嘆きのオフィス・レディ>では、エムトゥーメイ<Juicy Fruit>を無理なく注入しちゃっているあたり、何ともニクイ。
更にシティ・ポップ・レジェンド:小林泉美がキーボードで2曲参加。リード・シングル<あの頃、プールサイドで>は、Saigenjiとのふんわりデュエットになっている。当初は大物シンガーを呼ぶプランもあったけど、最終的にこういう形になった。ブラジリアンなSaigenji とのシティ・ポップ・レゲエなデュエット、程よく肩の力が抜けていて、メチャいい感じ。カップリングの<心から好き>は宮沢りえのカヴァー。
縁あってデビュー前から顔見知りのナツ・サマーだけど、周囲の湿度を数パーセントは落としてくれるクールな低燃焼ヴォイスこそが彼女の一番の魅力。それをラヴァーズ・ロック・スタイルに乗せたところに、このコンビの最大の創造力が発揮されている。今更といえば今更だけど、そのワン&オンリーの黄金比率を何処までフレッシュなまま継続させていけるのか。随分とオンナの艶っぽさが出てきたナツ・サマーだけど、やっぱりソコが一番楽しみだな。
更にシティ・ポップ・レジェンド:小林泉美がキーボードで2曲参加。リード・シングル<あの頃、プールサイドで>は、Saigenjiとのふんわりデュエットになっている。当初は大物シンガーを呼ぶプランもあったけど、最終的にこういう形になった。ブラジリアンなSaigenji とのシティ・ポップ・レゲエなデュエット、程よく肩の力が抜けていて、メチャいい感じ。カップリングの<心から好き>は宮沢りえのカヴァー。
縁あってデビュー前から顔見知りのナツ・サマーだけど、周囲の湿度を数パーセントは落としてくれるクールな低燃焼ヴォイスこそが彼女の一番の魅力。それをラヴァーズ・ロック・スタイルに乗せたところに、このコンビの最大の創造力が発揮されている。今更といえば今更だけど、そのワン&オンリーの黄金比率を何処までフレッシュなまま継続させていけるのか。随分とオンナの艶っぽさが出てきたナツ・サマーだけど、やっぱりソコが一番楽しみだな。
レゲエが少ないのも個人的にはGOODです。
サノトモミ、一十三十一系の声はいいですねえ。しかしこういうボーカリストをどうやって見つけてくるのでしょうね。その発掘力が凄いと思います。