
今回はちょっとマニアックなところで、元バッドフィンガー、ジョーイ・モーランドのニュー・アルバム。バッドフィンガーはアップルからのデビューということで、ビートルズ関連では必ず登場するし、トッド・ラングレンのプロデュース・ワークとしても名前が出てくる。中核メンバーの2人が共に自死、という悲運のバンドとしても知られているな。その4人の最後の生き残りが、このジョーイ・モーランド。ソロ作としては13年の『RETURN TO MEMPHIS』以来(その後デモ集が1枚出ている)だそうだが、個人的にはそれほど熱心に追いかけているワケでもなく、1st『AFTER THE PEARL』の紙ジャケ再発盤しか聴いていない。でもゲストの顔ぶれと、イイ感じのアートワークにチョイとソソられてゲットしてみたら、メチャメチャ良くてビックリ。クラウドファンディングで制作費を調達したらしいが、そういうホームメイド感は微塵もなく、気分をリフレッシュしての出直し作とも受け取れる。だからこそ、このタイトル。今のコロナ禍にあって、これほどスカッ

如何にもビートルズ所縁のパワー・ポップ・バンドらしかったバッドフィンガーだけど、彼らの代表曲は、ほぼピート・ハムの楽曲。でも少し遅れて参加したジョーイが中期以降のキー・パーソンだったのは確かで、ピート死後の再結成も、ジョーイのプロジェクトに元メンバーのトム・エヴァンスが迎えられて実現した。ただその後のソロ活動は、バッドフィンガーの看板にしがみついてしまった感ありで、どうも話題性に乏しかった。
この新作も、とても注目の中で…とは言えない状況だけれど、このところアンドリュー・ゴールドの未発表音源発掘や50周年を迎えたアメリカ、ブライアン・ウィルソン&ヴァン・ダイク・パークス再発、ニルソンの遺作リリースなどグッド・ジョブを続けている US新興レーベル:Omnivore Recordingsがリリースを担当。広く世に衆目に晒されるコトになった。
その音は、まさにビートルズDNAの正統的継承者と言えるモノ。音を聴いてパッ
と思い浮かんだのは、ジェフ・リンだ。しかもELOというよりは、ジェフ・リンが手掛けたビートルズっぽいサウンド。音の向こうにジョージ・ハリスンやリンゴのソロ作が浮かんでくるし、ビートルズ楽曲のパーツを隠し味に使っているナンバーもいくつかある。そしてもちろん、ピート・ハムやトム・エヴァンスが遺したバッドフィンガー・テイストもそこかしこに。
実際にプロデュースを手掛けたのは、元ハドソン・ブラザーズのマーク・ハドソン。エアロスミスやオジー・オズボーン、スコーピオンズから、シェール、ハンソン、バハ・メン、 AOR的にはフランク・スタローンやティモシー・シュミットなどとコラボレイトし、近年はずっーとリンゴの参謀役を務める。ニルソンの遺作もこの人の仕事。それを考えると、ジョーイとの関係も至極自然な流れかと。
ゲスト陣には、ジュリアン・レノンやミッキー・ドレンツ(ex-モンキーズ)、ソロ作が出たばかりのジェイソン・シェフ(Ex-シカゴ)に加え、元ウイングスのスティーヴ・ホリー(ds)も。ちなみにステキなジャケも、ジュリアンの撮影だ。最近ジョン&ヨーコばかりが話題で、それを愛息ショーンが仕掛けたりしているけれど、ジュリアンもイイ加減、新作を作って欲しいな。
ともあれ、ビートルズやバッドファンガー好きは思わずニヤニヤしてしまう、ジョーイ・モーランド会心の作。下のクリップを貼っておくので、是非ニヤッとしてな
この新作も、とても注目の中で…とは言えない状況だけれど、このところアンドリュー・ゴールドの未発表音源発掘や50周年を迎えたアメリカ、ブライアン・ウィルソン&ヴァン・ダイク・パークス再発、ニルソンの遺作リリースなどグッド・ジョブを続けている US新興レーベル:Omnivore Recordingsがリリースを担当。広く世に衆目に晒されるコトになった。
その音は、まさにビートルズDNAの正統的継承者と言えるモノ。音を聴いてパッ

実際にプロデュースを手掛けたのは、元ハドソン・ブラザーズのマーク・ハドソン。エアロスミスやオジー・オズボーン、スコーピオンズから、シェール、ハンソン、バハ・メン、 AOR的にはフランク・スタローンやティモシー・シュミットなどとコラボレイトし、近年はずっーとリンゴの参謀役を務める。ニルソンの遺作もこの人の仕事。それを考えると、ジョーイとの関係も至極自然な流れかと。
ゲスト陣には、ジュリアン・レノンやミッキー・ドレンツ(ex-モンキーズ)、ソロ作が出たばかりのジェイソン・シェフ(Ex-シカゴ)に加え、元ウイングスのスティーヴ・ホリー(ds)も。ちなみにステキなジャケも、ジュリアンの撮影だ。最近ジョン&ヨーコばかりが話題で、それを愛息ショーンが仕掛けたりしているけれど、ジュリアンもイイ加減、新作を作って欲しいな。
ともあれ、ビートルズやバッドファンガー好きは思わずニヤニヤしてしまう、ジョーイ・モーランド会心の作。下のクリップを貼っておくので、是非ニヤッとしてな

でもやっぱりPeteでしたね。彼の作る心の琴線に触れるメロディが素晴らしく、Joeyはポップでいい曲は書くんだけどねえ...って比較するとそうなってました。
しかし今となってはJoeyしかいないわけでBadfingerのコアなファンとしては、どんなものか聴いてみようと思います。彼のちょっと甘いボーカルもどう変わってるのでしょうか?