
オランダの人気ジャズ・ファンク・バンド、トリスタン最新作が到着。カナザワ的には日本デビュー前から目をつけていた連中で、ほぼコンスタントに日本でもリリースがある。そうして彼らを知る人の間では かなり人気が高いのだが、プロモーションが行き渡らないのか、その輪がなかなか広がらない。17年の来日も喜び勇んで観に行ったが、“オランダのインコグニート” などと称されている割りには、集客はもうひとつ。アチラでは、19年発表の前作『THE SPICE OF FIVE』が、英国のソウル・アワード:Bright Star Award 2019で、インコグニートやカメラ・ソウルと並び最優秀グループ部門のノミネートされているというのに…

コロナ禍を掻い潜って制作されたこの『WHAT COULD POSSIBLY GO WRONG』は、彼らにとって通算6作目。日本での反応の悪さはともかく、バンド自体は順調に成長してきた。しかし昨年からのコロナ・パンデミックは、ライヴ・バンドである彼らには痛恨事。それでもメンバー個々はスタジオ活動や楽器を教えたりして、それなりの生活を送ることができていたようだ。
ところが、看板シンガー:イヴリン・カランシーが、突然バンドを離脱。理由は音楽的なことではなく、家族でアイルランドに移住してしまったためとか。そこで後任にジェイシリー・テテリッサという若手を起用し、事なきを得た。彼女は、キャンディ・ダルファーのバンドにも在籍したジェイ・ティー・テテリッサの娘で、アル・マッケイ・オーケストラでコーラスを務めたこともあるそう。以前からトリスタンのファンで、メンバーの受けも良かったらしい。
こうしてフロントの入れ替えはあったが、演ってることはいつのもトリスタンと変わらず。ジェイシリーの歌いクチは何処かメイザ・リークに通じていて、違和感はまったくない。しかし、ふくよかなボディから繰り出す大らかで陽気な歌声が魅力だったイヴリンに比べると、ジェイシリーは少し小振りでジャブを連発してくるイメージ。音楽的にも、少々ジャズ寄りなのかな? 制作方法はコロナでも普段と変わっていないそうだが、オケも以前より若干落ち着いた印象がある。それが自粛ムードに由来するのか、シンガーの持ち味に呼応したモノかどうかは分からないが、アートワークの如く、半ばクールにメラメラとグルーヴしている気がした。3曲に登場する男性シンガーは、以前のアルバムにもゲスト参加していたキャスパー・ノヴァ。日本盤には、本編収録曲のアンプラグド・ヴァージョンが2曲、ボーナス追加されている。
感度の高さを自認する音楽ファンは、是非ともチェックを。
ところが、看板シンガー:イヴリン・カランシーが、突然バンドを離脱。理由は音楽的なことではなく、家族でアイルランドに移住してしまったためとか。そこで後任にジェイシリー・テテリッサという若手を起用し、事なきを得た。彼女は、キャンディ・ダルファーのバンドにも在籍したジェイ・ティー・テテリッサの娘で、アル・マッケイ・オーケストラでコーラスを務めたこともあるそう。以前からトリスタンのファンで、メンバーの受けも良かったらしい。
こうしてフロントの入れ替えはあったが、演ってることはいつのもトリスタンと変わらず。ジェイシリーの歌いクチは何処かメイザ・リークに通じていて、違和感はまったくない。しかし、ふくよかなボディから繰り出す大らかで陽気な歌声が魅力だったイヴリンに比べると、ジェイシリーは少し小振りでジャブを連発してくるイメージ。音楽的にも、少々ジャズ寄りなのかな? 制作方法はコロナでも普段と変わっていないそうだが、オケも以前より若干落ち着いた印象がある。それが自粛ムードに由来するのか、シンガーの持ち味に呼応したモノかどうかは分からないが、アートワークの如く、半ばクールにメラメラとグルーヴしている気がした。3曲に登場する男性シンガーは、以前のアルバムにもゲスト参加していたキャスパー・ノヴァ。日本盤には、本編収録曲のアンプラグド・ヴァージョンが2曲、ボーナス追加されている。
感度の高さを自認する音楽ファンは、是非ともチェックを。







































加えて今回のボーカル交代は少し厳しいなと感じました。
新ボーカリストは、ふくよかさ、艶がないというのか、個人的には彼らの音にはキレのいい鋭角的な声よりやや太めのソウルフルな声の方が似合うと思っていて、ちょっとしっくりこない曲がありました。次のアルバムでどうなるかですね。