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星野源と新垣結衣の結婚発表のニュースに沸く世間。あぁ、みんなハッピーなニュースに飢えていたのね、と思いつつ、自分はワールドワイドに活躍する呑兵衛野郎が仕掛けたカタログ企画に耳を任せて、メデタイ気分にしてもらおう。…というワケで、T-Groove Presents Disco Reissue Series第3弾@Ultra-Vyveからピックアップ。イチ押しは、カナザワも以前手掛けたことがあるサルソウルのコンピ『SALSOUL DISCO 1974-1981 Compiled By T-Groove Vol.2』なのだろうが、個人的に気になるのは、アル・ウィルソンやグレッグ・ダイアモンドなどの復刻モノ。その中から、事前にT-Grooveから「知ってます?」と問い合わせを受け、リイシューを楽しみにしていたこの珍妙ネタを。

リリース元はマイアミのTKレコーズ傘下のMarlinで、79年産。プロデューサーはフランス人、録音したのもフランスのスタジオである。ただしパートナーズのメンバーである男性シンガー3人は、カナダで活動していたとされる一方、名前やプロフィールさえデッチ上げの覆面ユニットの可能性があるらしい。間違いなさそうなのは、カナダにあるフレンチ・カナディアンのマーケットを狙って、フランスで制作された点。でもそれがTKトップの商売人:ヘンリー・ストーンの元に持ち込まれ、彼の放蕩経営に乗って、カナダのみならず北米全土に向けてリリースされたのではないか。

で、興味深いのは、その内容である。ファルセット・ヴォーカルを中心に据えた3声ハーモニーは、まるきりビー・ジーズのそれ。ただし、ビー・ジーズのポップで万人向けディスコ・サウンドより、もっとフロア・ユースで、ライト・ファンクした16ビートを交えたり、パーカッションを多用してラテンっぽく仕上げたり(フランス録音なのに)と間口が広げてある。あまり話題にされないけれど、ビー・ジーズのディスコ期の作品は、多くがマイアミのクライテリア・スタジオ録音だったりするので、そもそもファルセット・コーラスとディスコ、ラテンの相性は悪くないのだ。ただ聴き手を躍らせながらもシッカリとヴォーカル・ハーモニーを聴かせたいご本家ビー・ジーズとは違って、踊らせてナンボ、の匿名ユニット。どうにも作りが軽くて、そこは如何にもTKモノらしい。アルバム・タイトルも元ネタ丸分かりで、いかがわしさ満点。さすがは T-Grooveの発掘ワークスである

でもライトメロウ的に無視できない、マジ 激ヤバな曲がッ ミディアム・スロウ系<Green Eyes>と<Love Meant To Be>の2曲である。特に<Green Eyes>はトロケるようなメロウ・グルーヴで、シングル・トーンの甘美なギターは、まるでエイドリアン・ガーヴィッツ<The Wonder Of It All>みたい。<Love Meant To Be>はもっとスロウな美メロ・バラード。この2曲は、ブルー・アイド・ソウル系のAORマニアにはキラー的存在になるのではないかな?