
76年12月8日に発売されたイーグルス『HOTEL CALIFORNIA』が、全米アルバム・チャートの首位に躍り出たのが、翌77年1月15日。つまり昨日がちょうど45年目だった。そこで取り出したのが、昨年秋に3面の変則アナログ2枚組で発売された『LIVE AT THE FORUM '76』。音源自体は、17年に出た『HOTEL CALIFORNIA 40th Anniversay Expanded Edition』のディスク2に "Live At The Los Angels Forum December 20-22, 1976" として初収録されていて、その10曲をそのままアナログ盤にしている。だから3面の変則盤。グルーヴ(溝)を切っていない4面には、ジャケに映るビヴァリー・ヒルズ・ホテルが浮き彫りになっている。
つまりこのライヴ盤は、『HOTEL CALIFORNIA』の発売直後に、バンド結成の地カリフォルニアで行われた凱旋公演の模様なワケだ。そのためか、<Take It To The Limit>には、ジム・エド・ノーマン指揮のオケーストラがバックに付き、リード・シングル<New Kid In Town>には、共作者でもあるJ.D.サウザーがアコギとコーラスでゲスト参加している。
76年のライヴというコトで、<One Of These Nights>や<Witchy Woman><Already Gone><James Dean>などを演っているのがファンには見逃せないところ。新加入のジョー・ウォルシュをフィーチャーするのが、ジェイムス・ギャング時代の<Funk #49>だったりする。
イーグルスのライヴ盤というと、『THE LONG RUN』の後、80年に解散へのエクスキューズのように出された『EAGLE LIVE』とか、再結成の『HELL FREEZES OVER』とかが印象深いけれど、ココで聴けるイーグルスはまだまだ小振りで、若さや粗っぽさを感じる。でもその分フレッシュ。ライヴならではのアドリブのスリル、メンバーが楽しんでプレイしている空気が封じ込められているのだ。<Witchy Woman>や<Already Gone>のギターのインタープレイなんて、ホントにドキッとするほど。ショウとしての完成度は、『EAGLE LIVE』や『HELL FREEZES OVER』には到底敵わない。でもココにはバンド本来のステージ・パフォーマンスの醍醐味がある。『HOTEL CALIFORNIA』のビッグ・ブレイクでイーグルスが失っていったモノ、それが手に取れるようだ。
76年のライヴというコトで、<One Of These Nights>や<Witchy Woman><Already Gone><James Dean>などを演っているのがファンには見逃せないところ。新加入のジョー・ウォルシュをフィーチャーするのが、ジェイムス・ギャング時代の<Funk #49>だったりする。
イーグルスのライヴ盤というと、『THE LONG RUN』の後、80年に解散へのエクスキューズのように出された『EAGLE LIVE』とか、再結成の『HELL FREEZES OVER』とかが印象深いけれど、ココで聴けるイーグルスはまだまだ小振りで、若さや粗っぽさを感じる。でもその分フレッシュ。ライヴならではのアドリブのスリル、メンバーが楽しんでプレイしている空気が封じ込められているのだ。<Witchy Woman>や<Already Gone>のギターのインタープレイなんて、ホントにドキッとするほど。ショウとしての完成度は、『EAGLE LIVE』や『HELL FREEZES OVER』には到底敵わない。でもココにはバンド本来のステージ・パフォーマンスの醍醐味がある。『HOTEL CALIFORNIA』のビッグ・ブレイクでイーグルスが失っていったモノ、それが手に取れるようだ。