
この2日間、スーパーへ行った以外は自宅蟄居で原稿書き。憂さ晴らしに、昨年末にゲットしたローリング・ストーンズ『TATTOO YOU』の40周年記念盤を。最近の周年ハコモノのパターンとして、国内盤ではCD1枚モノ、未発表曲9曲入りの2CDデラックス仕様、5枚組のアナログ箱、そして4CD+アナログ・ピクチャー・ディスクの完全限定スーパー・デラックスと4タイプの仕様が用意された。カナザワがいそいそ予約したのは、もちろん完全限定スーパー・デラックス。ぶっちゃけアナログのピクチャー盤は不要だったが、ライヴの『STILL LIFE(Wembry Studium1982)』がココにしか入ってないので、選択肢がなかったのだ。ただし国内盤はコスパが悪いので、輸入盤でポチッと。
ところが、通常盤と2枚組は予定通り10月末に流通へ乗ったのに、ボックスは延期。1ヶ月過ぎて、輸入国内仕様のスーパー・デラックスが出ても、何故か大本の輸入盤の方は更にもう1ヶ月ほど延期になった。国内仕様が出たということは、製造が追いついてないな、と推察したが、そこでふと冷静に。自分の場合、5.1chサラウンドが聴きたくて大箱にするコトが多く、『GOAT'S HEAD SOUP(山羊の頭のスープ)』のハコの時もそういうパターンだったが、この『TATTOO YOU 40th』にサラウンド盤はない。目的は純粋にライヴ盤だったのだ。
『STILL LIFE』というと、82年に発表された『STILL LIFE (American Concert 1981)』があるが、今回のボックスのDisc 3・4 に収録されたのは、同じ『TATTOO YOU』ツアーでも82年6月のロンドン・ウェンブリー・アリーナ公演。メーカーの煽りキャッチでは、ストーンズのヒット曲に加え、テンプテーションズ<Just My Imagination>、 エディ・コクラン<Twenty Flight Rock>、ミラクルズ<Going To A Go Go>などのカヴァーが聴ける、とあったが、そのほとんどは既発ライヴ盤でも聴くことができる。となるとポイントになるのは、『TATTOO YOU』からの新しいライヴ・レパートリーが、長いワールド・ツアーの中でどう成長していったのか、それが分かることだろう。
でもそこで延期延期、また延期。通常盤は先に出てしまったので、サブスクでレア音源やライヴ盤をチェックしているうちにだんだん冷静になり、これならサブスクリプションで充分じゃないの?と。この手の音は、何回か音源を聴ければ、それだけでおおよそ満足できる。何か手元に置くなら、オリジナル・リマスターと未発表集『Lost & Found : Rarities』の2枚組でコトは済むんじゃないか、と。
ご存知のように近年ストーンズは、From The Vault" シリーズで多くのライヴ音源を蔵出ししている。貴重なモノが多いだけに、ほとんど購入しているが、自分はそれほどマニアックなストーンズ・ファンではないので、ひと通り聴けば納得。こうした所有欲は個人差、アーティスト差が大きいけれど、コスパやサブスクの存在、箱モノの保管や扱いの煩雑さをトータルで考えたら、2CDデラックスを輸入盤でゲットして、『STILL LIFE(Wembry Studium 1982)』はサブスクで聴くのが一番自分にフィットしそう、と結論づけた。延期されず、スムーズに出ていたら、何も考えずにスーパー・デラックスを買っていたのにな。そこで予約をキャンセルし、2CDデラックスに切り替え。そしたら翌日すぐにブツが来た。ヤッホ〜
『Lost & Found : Rarities』に収録されたのは、『TATTOO YOU』セッションでレコーディングされたものの、制作プロセス途中で外されてしまった未発表トラック9曲。未完成トラックは、今回メンバーが改めて手を入れ、作品にまとめている。マニアには知られていたヴォーカル録音前のインスト音源に、ミックが新たに歌入れした、なんて楽曲もあるようだ。このディスクのスターター<Living In The Heart Of Love>なんて、既聴感バリバリで、カッコイイのナンの。<Shame, Shame, Shame>はジミー・リードのブルース・カヴァー。ドビー・グレイのカントリー・ソウル・クラシックで、ロッド・スチュワートでもお馴染み<Drift Away(明日なきさすらい)>のカヴァーも絶品である。そして<Start Me Up>の軽いレゲエ・ヴァージョンも収録。各曲の録音状態に多少バラつきがあって、それがレア・トラック集らしさを盛り立てる。
ストーンズに限らず、これからしばらく名盤系の拡大版ラッシュになっていくだろうから、ユーザーもシッカリ賢くならねば。
『STILL LIFE』というと、82年に発表された『STILL LIFE (American Concert 1981)』があるが、今回のボックスのDisc 3・4 に収録されたのは、同じ『TATTOO YOU』ツアーでも82年6月のロンドン・ウェンブリー・アリーナ公演。メーカーの煽りキャッチでは、ストーンズのヒット曲に加え、テンプテーションズ<Just My Imagination>、 エディ・コクラン<Twenty Flight Rock>、ミラクルズ<Going To A Go Go>などのカヴァーが聴ける、とあったが、そのほとんどは既発ライヴ盤でも聴くことができる。となるとポイントになるのは、『TATTOO YOU』からの新しいライヴ・レパートリーが、長いワールド・ツアーの中でどう成長していったのか、それが分かることだろう。
でもそこで延期延期、また延期。通常盤は先に出てしまったので、サブスクでレア音源やライヴ盤をチェックしているうちにだんだん冷静になり、これならサブスクリプションで充分じゃないの?と。この手の音は、何回か音源を聴ければ、それだけでおおよそ満足できる。何か手元に置くなら、オリジナル・リマスターと未発表集『Lost & Found : Rarities』の2枚組でコトは済むんじゃないか、と。
ご存知のように近年ストーンズは、From The Vault" シリーズで多くのライヴ音源を蔵出ししている。貴重なモノが多いだけに、ほとんど購入しているが、自分はそれほどマニアックなストーンズ・ファンではないので、ひと通り聴けば納得。こうした所有欲は個人差、アーティスト差が大きいけれど、コスパやサブスクの存在、箱モノの保管や扱いの煩雑さをトータルで考えたら、2CDデラックスを輸入盤でゲットして、『STILL LIFE(Wembry Studium 1982)』はサブスクで聴くのが一番自分にフィットしそう、と結論づけた。延期されず、スムーズに出ていたら、何も考えずにスーパー・デラックスを買っていたのにな。そこで予約をキャンセルし、2CDデラックスに切り替え。そしたら翌日すぐにブツが来た。ヤッホ〜

『Lost & Found : Rarities』に収録されたのは、『TATTOO YOU』セッションでレコーディングされたものの、制作プロセス途中で外されてしまった未発表トラック9曲。未完成トラックは、今回メンバーが改めて手を入れ、作品にまとめている。マニアには知られていたヴォーカル録音前のインスト音源に、ミックが新たに歌入れした、なんて楽曲もあるようだ。このディスクのスターター<Living In The Heart Of Love>なんて、既聴感バリバリで、カッコイイのナンの。<Shame, Shame, Shame>はジミー・リードのブルース・カヴァー。ドビー・グレイのカントリー・ソウル・クラシックで、ロッド・スチュワートでもお馴染み<Drift Away(明日なきさすらい)>のカヴァーも絶品である。そして<Start Me Up>の軽いレゲエ・ヴァージョンも収録。各曲の録音状態に多少バラつきがあって、それがレア・トラック集らしさを盛り立てる。
ストーンズに限らず、これからしばらく名盤系の拡大版ラッシュになっていくだろうから、ユーザーもシッカリ賢くならねば。
新規リマスターされる度に買うアイテムもありますが、そろそろ新規マスタリングも音質の改善が限界という事が増えそうですよ。自分で再発してる某アーティストもエンジニア曰くもうやり尽くしたと言われたので、違うアプローチをすることになりました。アーティスト不在で異なったアプローチでマスタリングするのもどうかなと思うので。