
ロバート・プラントのニュー・アルバムは、ブルーグラス/フォークの至宝と言われるアリソン・クラウスとのコラボ再び。グラミー6部門を受賞した07年作『RAISING SAND』以来、14年ぶりとなる本格的共演で、UKトラッド/フォークとアメリカーナの伝統がしなやかに融合している。前作が出た時には結構な衝撃があったけど、今回は逆に、案外時間が掛かったな、という印象。前作が予想を遥かに上回る高評価を得ただけに、もっと早く作ると思っていたのだ。
プロデュースは、今やこの手のアルバム制作には欠かせないTボーン・バーネット。そしてマーク・リボー/ビル・フリーゼル/デヴィッド・イダルゴ/バディ・ミラー(g)、ジェイ・ベルローズ(dr,perc)、デニス・クラウチ/ヴィクター・クラウス(b)、ラス・ポール(pedal Steel)らをバックにして、なかなか興味深いソングライターたちの楽曲を多数取り上げている。ざっと挙げてみると、エヴァリー・ブラザーズ、アン・ブリッグス、アラン・トゥーサン、マール・ハガード、そしてゼップ時代にも取り上げたことがあるバート・ヤンシュ等など。そこにロバートとTボーン・バーネットの書き下ろし<High And Lonesome>が混ざる。<Can't Let Go>は、ルシンダ・ウィリアムスの初レコーディング曲のカヴァーとか。
ゼップでのロバートしか知らない人に、いきなりこのトラッド&フォーキーなアルバムはオススメしないが、年齢を重ねて、もう往年のキンキン声なんて出せない、となった時に、自然体で歌いながら、自分の心を高揚させてくれる楽曲。それが今のロバートにはコレなのだろう。ゼップ以後のロバートは、いっときジミー・ペイジとペイジ=プラントを組んだものの、それ以外は我が道を行く感じで、ペイジとは違った潔さを感じる。
ちょうどディープ・パープルも『TURNING TO CRIME』という新録カヴァー・アルバムを出したが、ロックというカタチにこだわったままで楽にコトを運ぼうとすると、ああしたノスタルジックで貫禄だけのカヴァー作になる。でもロバートは同じカヴァーでも従来とは異なる方法論で、最適のパートナーと一緒に自己探求の道へ進んだ。これがゼップ時代のアコースティック・サイドや、<Kashimir>に代表されるアラビア/中近東的メロディに繋がるのは明らか。でもそこにロックのフォーマットから遠く離れた故の面白さがある。そういえば<Kashimir>とかも、クラシカル・クロスオーヴァー方面でしばしばカヴァーされたりしているな。
ゆったりと美しい音を聴かせるだけが、癒しの音楽じゃない。実は意外に、最近のヘヴィ・ローテーションでもあるのだよ。
ゼップでのロバートしか知らない人に、いきなりこのトラッド&フォーキーなアルバムはオススメしないが、年齢を重ねて、もう往年のキンキン声なんて出せない、となった時に、自然体で歌いながら、自分の心を高揚させてくれる楽曲。それが今のロバートにはコレなのだろう。ゼップ以後のロバートは、いっときジミー・ペイジとペイジ=プラントを組んだものの、それ以外は我が道を行く感じで、ペイジとは違った潔さを感じる。
ちょうどディープ・パープルも『TURNING TO CRIME』という新録カヴァー・アルバムを出したが、ロックというカタチにこだわったままで楽にコトを運ぼうとすると、ああしたノスタルジックで貫禄だけのカヴァー作になる。でもロバートは同じカヴァーでも従来とは異なる方法論で、最適のパートナーと一緒に自己探求の道へ進んだ。これがゼップ時代のアコースティック・サイドや、<Kashimir>に代表されるアラビア/中近東的メロディに繋がるのは明らか。でもそこにロックのフォーマットから遠く離れた故の面白さがある。そういえば<Kashimir>とかも、クラシカル・クロスオーヴァー方面でしばしばカヴァーされたりしているな。
ゆったりと美しい音を聴かせるだけが、癒しの音楽じゃない。実は意外に、最近のヘヴィ・ローテーションでもあるのだよ。





































かなり集中して、やっと時々ですが、あの頃の断片の断片の断片みたいなものが去来してくる瞬間もあったりはするのですがねぇ…気のせいでしょうか…