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制作に深く関わっている今井優子の4年ぶりのニュー・アルバム『SPELL OF LOVE』、情報解禁になってます 発売日は9月28日。その3日前、彼女も出演予定の拙監修ライヴ・イベント【LIVE Light Mellow Vol.5】の会場で、先行発売の予定です。

アルバムは本編8曲+リプライズ1曲と、これまでアルバム未収だったボーナス・トラック2曲の計11曲入り。従来の yuko sound を踏襲したクロスオーヴァー・ポップ・チューンと、新機軸を打ち出したアーベインなシティ・ソウル〜シティ・グルーヴ系の楽曲が中心になっている。前者は当然、『IT'S MY TIME TO SHINE』でも敏腕を振るってくれた安部潤さんのアレンジ/サウンド・プロデュース。川口千里ちゃん(ds)を始めとする超絶テクニシャンのリズム隊に、将来有望な若手ミュージシャンをキャスティングして、かなりイケイケのトラックを作ってくれた。聴きモノはタイトル・トラックの<Spell of Love>、優子嬢が敬愛する中原めいこのカヴァー<FANTASY>、そして凝ったアレンジで展開していく<Heart Forcast〜予感〜>あたり。マーチンさんや香取慎吾のライヴの合間を縫って参加してくれたDAISUKEのコーラス・ワークがすこぶる良くて、これも今回の聴きどころ。高速サンバの<La brisa>では、優子嬢が全編スキャットでクールにハジケまくる。

対して新機軸にトライしたのが、ジャンクフジヤマのブレーン:神谷樹が書いたシティ・グルーヴ<Drive In Blue>、ライヴでも何度か共演している若手ギタリスト注目株:YUMA HARAが提供した<Blackcat Rendezvous>、そしてFLYING KIDSの現メンバーで、プロデューサー/アレンジャーとしてもお馴染み:SWING-Oが書き下ろした<Seawind〜潮風の記憶〜>の3曲。神谷クン、SWING-O、そして<Blackcat Rendezvous>の歌詞を書いてくれた Ruri Matsumura も、それぞれの楽曲にコーラス参加して個性的な歌声を聴かせてくれた。

そしてボーナス・トラックは、共にT-Groove絡みの2曲。<It's My Time To Shine>のリミックス・ヴァージョンは yuko I.名義でアナログ・リリース、<真夜中のドア〜Stay with Me>のExtended RemixはMVでしか聴けなかったテイクで、共にCD収録は今回が初めてになる。

これからPVの撮影やライヴのブッキングなども入ってくる予定だけど、まずは来月発売のニュー・アルバムをお楽しみに。