来年初めに出る某音専誌の、ある特集の記事執筆に絡んで、イエスの78年作『TORMATO (トーマト)』。イエスは年末に【紙ジャケット・コレクション最終章】と題して、MQA-CD / UHQCDエディションで主要13作がリイシューされるのね。自分はもう紙ジャケだけで2セット、それに代表作の輸入盤マルチ・エディションを持っているので、さすがにスルー決定。ただ今回は日本盤オリジナルLP復刻が売りなので、デフ・ジャケの1stアルバムにはソソられるなぁ〜。どうしよう…
で、この『TORMATO』。脱退したリック・ウェイクマン復帰作『GOING FOR THE ONE(究極)』に次ぐ作品で、当時はパンク・ムーヴメントを意識したモノとして大きく賛否が割れたアルバムである。大曲主義を返上し、ファンタジックな楽曲から、よりストレートな詞を歌うようになった。特に<Don't Kill The Whale(クジラに愛を)>みたいな社会派ソングは、かなり物議を醸している。アンサンブル的には前作からリズム隊が前面に出てくるようになっていたけれど、ココでは完全に故クリス・スクワイアがイニシアチヴを取った思われ…。それが結局ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンの(再)脱退を促し、トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズのバグルス・チームを迎え入れた次作『DRAMA』(80年)に繋がっていく。全盛期イエスはもちろん大好きだけど、個人的には『DRAMA』もイエス3大アルバムに入れたいぐらいなので、そこに至る重要プロセスとしての『TORMATO』肯定派。アルバムとしての完成度や楽曲の魅力が今イチ物足りないのは事実だけど、コレがなければ『DRAMA』はなかった。そういえば、イエスが一時ライヴの売りにしていたセンター・ステージのスタイルも、この『TORMATO』のツアーが最初ではなかったか?
近年のライヴ・ツアーは何度か観に行ったが、演奏がヨレヨレ。なのでクリスもアラン・ホワイトも不在の今年の来日は、観に行くのを見送った。そうしたら今ツアーは見事に復活していたらしく。しかもショウのスターターは、この『TORMATO』のハイライト・チューンのひとつ<On The Silent Wings Of Freedom>だったそうで、かなりビックリ。事情通によると、ステージに掛けられたのはTORMATOツアー以来だそうで、もちろん日本では初プレイ。多くのイエス・ファンの度肝を抜いたという。あぁ、ダメ元で足を運ぶべきだったなぁ…
近年のライヴ・ツアーは何度か観に行ったが、演奏がヨレヨレ。なのでクリスもアラン・ホワイトも不在の今年の来日は、観に行くのを見送った。そうしたら今ツアーは見事に復活していたらしく。しかもショウのスターターは、この『TORMATO』のハイライト・チューンのひとつ<On The Silent Wings Of Freedom>だったそうで、かなりビックリ。事情通によると、ステージに掛けられたのはTORMATOツアー以来だそうで、もちろん日本では初プレイ。多くのイエス・ファンの度肝を抜いたという。あぁ、ダメ元で足を運ぶべきだったなぁ…