
何だかちょっとインスト付いているので、今日はコレ。1回聴いたらそれで終わりになってしまいそうなスムーズ・ジャズ物はできるだけサブスクで、と自分の中で取り決めをしたら、一緒にコンテンポラリー・ジャズの新作情報も入りにくくなって、夏に出ていたロニー・フォスター36年ぶりのニュー・アルバムとかを、慌てて購入する昨今。近年はリリース・ペースが早めのロベン・フォードも、昨年秋、サックスのビル・エヴァンスとの双頭ユニット第2弾『COMMON GROUND』をリリースしていた。
レコーディングは2020年初頭にナッシュヴィルのスタジオで。19年にユニット第1弾『THE SUN ROOM』を出しているので、その後早いペースで録音に臨んだコトになる。その年のうちに自主レーベルで発売し、ライヴでの即売や自身のサイトで手売りしていたらしいけど、それが新規リリースを再開したばかりの独レーベルMPSから、広く一般リリースされた。
前作『THE SUN ROOM』は House Of Bluesでレコーディングされていたためか、ブルース色の濃ゆいロベンらしいアルバムになっていたけれど、この2作目はビル・エヴァンスのカラーも表に出てきて、少しジャジーな仕上がりになっているかな。実はメンバーにも少し変更があって、ドラムのキース・カーロックはそのままに、ベースがジェイムス・ジナスからダリル・ジョーンズにスイッチしている。タイトル曲のみゲスト・ヴォーカル入りで、ややコンテンポラリーな仕上がり。プロデュースはロベン自身だけれど、このヴォーカル曲のみ、曲を書いているビル・エヴァンスとクリフォード・カーターが制作。クリフはオルガンやピアノも弾いていて、 Max Mutzkeというドイツ人シンガーの歌も美味。
ロベンもかってのようにバリバリ弾き倒す印象はなく、ナチュラルなクリーン・トーンでゆったりと弾いている。そういえばロベンもビル・エヴァンスも、時期こそ違えどマイルス(デイヴィス)門下生。Less Than Moreの極意を掴んでいるのだろうな。卓越したミュージシャンの本気のプレイを聴きたい、それもテクニックのひけらかしではなくプレイヤーの心情が伝わってくるような演奏を! そんな時に手を伸ばしたい一枚。
前作『THE SUN ROOM』は House Of Bluesでレコーディングされていたためか、ブルース色の濃ゆいロベンらしいアルバムになっていたけれど、この2作目はビル・エヴァンスのカラーも表に出てきて、少しジャジーな仕上がりになっているかな。実はメンバーにも少し変更があって、ドラムのキース・カーロックはそのままに、ベースがジェイムス・ジナスからダリル・ジョーンズにスイッチしている。タイトル曲のみゲスト・ヴォーカル入りで、ややコンテンポラリーな仕上がり。プロデュースはロベン自身だけれど、このヴォーカル曲のみ、曲を書いているビル・エヴァンスとクリフォード・カーターが制作。クリフはオルガンやピアノも弾いていて、 Max Mutzkeというドイツ人シンガーの歌も美味。
ロベンもかってのようにバリバリ弾き倒す印象はなく、ナチュラルなクリーン・トーンでゆったりと弾いている。そういえばロベンもビル・エヴァンスも、時期こそ違えどマイルス(デイヴィス)門下生。Less Than Moreの極意を掴んでいるのだろうな。卓越したミュージシャンの本気のプレイを聴きたい、それもテクニックのひけらかしではなくプレイヤーの心情が伝わってくるような演奏を! そんな時に手を伸ばしたい一枚。