
2020年代になってから、70年代クラシック・ロック名盤の50周年記念ボックスが続々登場してきている。みんな高価なので、オーダーする前によく中身を精査して…、と思っているが、どれも完全限定盤なので足が速く、予約完売はザラ。前にも書いたように、ピンク・フロイド『狂気』の周年ボックスはあまりに高価なのでスルーし、日本のみで発売されたマルチ・ハイブリッド・エディションをご祝儀的に。でもコレはスルーできませんでした。ウィッシュボーン・アッシュの代表作『ARGUS(百眼の巨人アーガス)』の 50th Anniversary Edition 1972-2022。3CD+2LP+DVD+7inchから成る7枚組の豪華な箱モノだ。発売は英国Snapper Music 傘下のMadfishなる再発レーベル。ここは以前からアッシュ関連の超絶ボックスを出しているところで、昨年は10枚組ライヴ・ボックス、数年前にはオリジナル・アルバム+ライヴの30枚組を出していたから、コアなアッシュ・フリークには7枚組なんて驚くに足らないのかもしれない。でもこうなると名盤のアニヴァーサリー箱でも、日本盤はおろか、日本語解説付きの国内仕様盤さえ出ないんだよな。
コレもさすがに3万円越えの買い物になるので、最初は諦めるつもりだった。が、某リテールが条件付き40%オフのセールをやっていたのでそれに乗り、尚かつ溜まっていたカードのポイントを一気に注ぎ込んで、実質1万円以下に。そうした涙ぐましい(?)努力をして、ようやく手に入れたのだ
アッシュや『ARGUS』の素晴らしさは、今更クドクド説明しないけど、やはりブリティッシュらしいインテリジェンスと気品、そして哀愁感を持ったハード・ロックということで、他にはない個性を放っていた。個人的には、初めてのアッシュとなった『THERE'S THE RUB(永遠の不安)』(74年)に一番愛着があるのだけれど、最もアッシュらしい作品というと、間違いなく『ARGUS』になる。このアルバムがプログレとしても評価されていると知った時は、ちょっとしたカルチャー・ショックがあったが、鍵盤こそ不在だけれど、あのツイン・リードの絡ませ方は革新的なモノ。ロック・バンドらしからぬヴォーカル・ハーモニーの巧みさも、あのイエスに通じるモノだった。
さて、肝心の50周年BOXの中身。disc-1 は、当時のメンバー:マーティン・ターナー(b,vo)によるアルバム本編のリマスター・ヴァージョンに、<Time Was><The King Will Come><Warrior><Throw Down The Sword>という人気曲4曲のデモ音源を追加収録。
disc-2 / 3 には、73年12月22日ロンドン、アレクサンドラ・パレス公演、72年8月21日メンフィス公演をそれぞれ収録。メンフィスでのライヴは、72年に3曲入りプロモEPとして発表されていたもので、近年も拡大盤などに収録。しかし今回はラジオ放送用音源をマスターとした7曲が収められている。
2枚のアナログ盤LPは、アルバム本編のリマスターと、先述のアレクサンドラ・パレスとメンフィス両公演から5曲を抜粋。もう1枚レッド・ヴァイナルの7インチ・シングルがあって、これは<No Easy Road><Blowin' Free'>を収録している。
残る1枚はDVDで、73年フランス、74年スイスでオンエアされたTV番組のライヴ映像(インタビュー付き)。曲数は少ないが、テッド・ターナーのいるオリジナル・ラインナップでのステージが見られるのは、なかなか貴重ではないか。
更に48Pの豪華ブックレット(当時のメンバーのセルフ・ライナー入り)、シリアル・ナンバー入りのカードなども封入。まさに周年らしい堂々としたボックス。枚数が多いので、72年メンフィスと73年ロンドン公演の比較とか、名ライヴ盤『LIVE DATES』との違いとかを説明できるほど聴き込んじゃいないが、興味のある方は、取り敢えずでも、あるうちに買うのが鉄則よ。

アッシュや『ARGUS』の素晴らしさは、今更クドクド説明しないけど、やはりブリティッシュらしいインテリジェンスと気品、そして哀愁感を持ったハード・ロックということで、他にはない個性を放っていた。個人的には、初めてのアッシュとなった『THERE'S THE RUB(永遠の不安)』(74年)に一番愛着があるのだけれど、最もアッシュらしい作品というと、間違いなく『ARGUS』になる。このアルバムがプログレとしても評価されていると知った時は、ちょっとしたカルチャー・ショックがあったが、鍵盤こそ不在だけれど、あのツイン・リードの絡ませ方は革新的なモノ。ロック・バンドらしからぬヴォーカル・ハーモニーの巧みさも、あのイエスに通じるモノだった。
さて、肝心の50周年BOXの中身。disc-1 は、当時のメンバー:マーティン・ターナー(b,vo)によるアルバム本編のリマスター・ヴァージョンに、<Time Was><The King Will Come><Warrior><Throw Down The Sword>という人気曲4曲のデモ音源を追加収録。
disc-2 / 3 には、73年12月22日ロンドン、アレクサンドラ・パレス公演、72年8月21日メンフィス公演をそれぞれ収録。メンフィスでのライヴは、72年に3曲入りプロモEPとして発表されていたもので、近年も拡大盤などに収録。しかし今回はラジオ放送用音源をマスターとした7曲が収められている。
2枚のアナログ盤LPは、アルバム本編のリマスターと、先述のアレクサンドラ・パレスとメンフィス両公演から5曲を抜粋。もう1枚レッド・ヴァイナルの7インチ・シングルがあって、これは<No Easy Road><Blowin' Free'>を収録している。
残る1枚はDVDで、73年フランス、74年スイスでオンエアされたTV番組のライヴ映像(インタビュー付き)。曲数は少ないが、テッド・ターナーのいるオリジナル・ラインナップでのステージが見られるのは、なかなか貴重ではないか。
更に48Pの豪華ブックレット(当時のメンバーのセルフ・ライナー入り)、シリアル・ナンバー入りのカードなども封入。まさに周年らしい堂々としたボックス。枚数が多いので、72年メンフィスと73年ロンドン公演の比較とか、名ライヴ盤『LIVE DATES』との違いとかを説明できるほど聴き込んじゃいないが、興味のある方は、取り敢えずでも、あるうちに買うのが鉄則よ。

































似たり寄ったりのアーティストが結構いますが、やはりかつて売れたアーティストに頼らざるを得ない現実があるのでしょう。厳しい状況が垣間見えてちょっと残念です。
このままストリーミング、サブスクが当たり前になると個々の曲は残るかもしれませんが、アルバムとしての「名盤」はなくなってしまうのではと思ってしまいます...