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伊藤銀次・杉真理・鈴木雄大というベテラン御三方による Magical Friday Triangle! @丸の内コットンクラブ、その2nd Show を観た。この3人はそれぞれ自分とご縁があり、銀次さん・杉さんには LIVE Light Mellow にも2回づつご出演いただいている。そのうち1回は、一緒のステージでナイアガラ・ソングを歌ってもらった。実はフライヤーやコットンクラブのサイトにも、下段ような推薦コメントを寄せているが、決してお仕事モードじゃなく、一人の音楽ファンとして、この並びのパフォーマンスをとても楽しみにしていた。

せtのコピー


でも何かと繋がりのある3人が こうして並んでステージに立つのは、実は今回が初めてとか。そこで「今日は僕らのオーディションのようなもの」と言い、「今後この3人での活動が許されるかどうか、お客さんの拍手で決まります」と宣う。3人のサポート役は、パーカッションで上原ユカリ、鍵盤で弱冠23歳という外崎銀河の2人。雄大さんはアコギにエレキ、時にベース、鍵盤もと、マルチ・プレイヤーぶりを遺憾無く発揮した。

もちろんソロ・キャリアの長い3人だから、互いのレパートリーの持ち寄りでも充分にライヴは楽しめる。でもこの3人だからこそ、というカヴァー企画、ナイアガラ的チョイスに期待してしまうのが普通だろう。でもそこは百戦錬磨の3人、自分たちが何を期待されているかはよ〜くお分かりになっていて。…っていうか、自分たちもこの顔合わせならではのネタを演りたいからこそ、こういうユニット・ライヴを仕掛けたに違いない。もうオープナーの雄大さん楽曲<Knock on Your Door>からしてコーラスが気持ちよくて、ハートほっこり。ユカリさんのような名人がいるのに、敢えてドラムレスの準アコースティック・セットにしたことも、演る側とオーディエンスの距離感を近づける。

お蔵入りしてしまったナイアガラ・トライアングルVol.1のPV話など、この3人ゆえのMCも面白く、雄大さんと山下達郎氏が同じ中学校出身というエピソードからの、雄大 sings <Ride On Time>カヴァー。杉さん・雄大さんのハイトーンは健在だし、ギター・ソロはもっぱら銀次さん担当。…にしても、本編最後に村田和人カヴァー<一本の音楽>が飛び出すとは リード・ギターもちゃんとユニゾン。そもそもが楽しい曲だけど、コレには思わず鳥肌立ちました。村田さんが健在なら、きっと「オレも入れろよォ〜」なんて割り込んで来ただろうなぁ…。

<一本の音楽>が終わっても誰もステージを降りず、拍手を煽ってそのままアンコール突入。「オーディションには受かったかな?」と畳み込んで、11月の再演を発表。みんなをステキな笑顔にしてくれるMagical Friday Triangle! 、今回見逃がした方は、秋に是非。

 【Set List】
1. Knock on Your Door
2. 愛をつかまえて (1st) /ウキウキ Watching (2nd)
3. 虹を見たかい (1st) / Who Can Save The World (2nd)
4. 幸せにさよなら
5. 夢見る渚
6. Ride On Time(山下達郎カヴァー)
7. Baby Blue
8. WAVE
9. 美しき緑の星
10. 一本の音楽(村田和人カヴァー)
-- Encore --
11. A面で恋をして
12. DOWN TOWN