
個人的に2年ぶりとなる亜美さんコンサート@EX THEATER ROPPONGI 。ココでは4年連続とのコトなので、昨年を除く3回に足を運んでいるコトになる。今回のサポート・メンバーは、ご主人の小原礼(b)を筆頭に、林立夫(ds)、鈴木茂/是永巧一(g)、住友紀人(sax, kyd, wind synth)Aisa(cho, ac-g. mandolin etc.)という布陣で、昨年から合流した住友さん以外は、ほぼお馴染みの面々。劇伴系が多い人だけれど、個人的には南佳孝さんのブレーンという印象で。
珍しく開場が遅れ気味。久しぶりに亜美さんのブログをチェックしたら、持病が出て喉が痛くなったり発熱したりで、ゲネプロを一日休んだとかで、その影響があったか。そもそも3月に声帯のポリープ手術をしたので、今回はそれ以来 初の本格的コンサート。リハ等で、ちょっと無理をしちゃったのかな? 結果、10分押しでの幕開けとなった。
亜美さんは渦巻きが描かれた黒の衣装で、意外にもフード系の楽しいナンバーの連発からスタート。2曲目<フード ウォリーアー>のアタマでは、礼さんとAisaの鳴り物で始まったが、なんとそれはAisaが持参したオタマだとか。そしていきなりの代表曲<マイ・ピュア・レディ>へ。その前後のMCで、声帯にメスを入れることへの不安や、その後のリハビリが必ずしも順調ではなかったこと、などが語られる。しかし主治医が理解のある方だったようで、地道なリハビリよりもコンサートを成功させて得られるモノもある、と背中を押され、この日を迎えたとか。そうした不安感から、まずは楽しんで気楽に歌えるグルメ・チューンでの幕開けにしたという。意外なセレクトが多かったのも、新たに生まれ変わった声帯に合わせて、という気持ちだったそう。中でも<Let's Imagine>は、現在はBayFMの朝の顔であるパーソナリティーANNAの、シンガー時代のアルバムに提供したもの。ANNAはちょうど角松敏生プロデュースのデビュー・アルバムが10月早々にリイシューされるコトになっていて、解説を書いたばかり。<Let's Imagine>は同じ角松プロデュースの2nd 『STORIES』に入っているが、こちらは同時に配信リイシュー。フィジカル復刻は来年になるようだ。1st最後の<曇りのち晴れ>は、Aisaとのデュオ。ホッコリしたシンプルなアコースティック・ナンバーだけど、以前はキーを下げて歌っていたものを、今回オリジナル・キーに戻したとか。まだ不安が残るとはいえ、それだけスムーズに声が出るようになった実感があるのだろう。
2nd Stageは、ピアノの弾き語りでスタート。亜美さんは白地のショート・ドレスで、「メーテルみたいでしょ?」と自画自賛。大丈夫、還暦すぎでコレをやってサマになるのは、貴方しかいませんって
礼さんが登場してのベースとのデュオで<オリビアを聴きながら>、是永さんが加わったトリオ編成で(通称:水戸黄門スタイル)ハーモナイザーを駆使し、高橋真梨子に提供した<あなたの空を翔びたい>を挟んで、バンドもステージ復帰。亜美さんの声もイイ感じで、ラス前のロック・チューン<Barrier>ではピアノを離れてハンドマイクで。そして久々にオーディエンスも一緒にハモっての<Smile>で本編終了。アンコールは、喉への負担を考慮してだろう、1曲パターンと2曲パターン量が想定されていたようだが、ココは迷わず2曲連発。客席総立ちの<天使のウインク>、大いに盛り上がりました。
普段のライヴでも、楽しい楽曲と夢見心地の少女のようなMCで、ファンタジーの世界へと誘ってくれる亜美さん。でも今回は、喉の手術や直前のコンディション不良などが重なって、不安を押し隠す中でのコンサート。そうした思いがMCの隅々から溢れ出していて、胸に迫るモノがあった。実際これまでは、込めて歌うとイガラっぽくなってしまうことが多々あったが、それがだいぶ解消している印象。本調子ではないのは確かだが、回復途上でコレなら、あとは上へ上へと進むしかない。終演後に顔を合わせた亜美さんにそれを伝えたら、「60ウン歳になって進化してたら上等だよねェ〜
」と。
老けないどころか、逆に若返っているような亜美さん。あぁ、自分も、歳はとっても老け込まずにいないものヨ。
【1st Stage】
1. Recipe for Smile
2. フード ウォリーアー
3. マイ・ピュア・レディ
4. VOICE
5. 冥想
6. 純情
7. 愛の構造
8. Let's Imagine
9. そばかすうさぎ
10. 曇りのち晴れ
【2nd Stage】
11. The World Is All Changing
12. メッセージ 〜It’s always in me〜
13. オリビアを聴きながら
14. あなたの空を翔びたい
15. 月の魔法
16. 伝説の少女
17. Barrier
18. Smile
【Encore】
19. 天使のウインク
20. 待っていてね
亜美さんは渦巻きが描かれた黒の衣装で、意外にもフード系の楽しいナンバーの連発からスタート。2曲目<フード ウォリーアー>のアタマでは、礼さんとAisaの鳴り物で始まったが、なんとそれはAisaが持参したオタマだとか。そしていきなりの代表曲<マイ・ピュア・レディ>へ。その前後のMCで、声帯にメスを入れることへの不安や、その後のリハビリが必ずしも順調ではなかったこと、などが語られる。しかし主治医が理解のある方だったようで、地道なリハビリよりもコンサートを成功させて得られるモノもある、と背中を押され、この日を迎えたとか。そうした不安感から、まずは楽しんで気楽に歌えるグルメ・チューンでの幕開けにしたという。意外なセレクトが多かったのも、新たに生まれ変わった声帯に合わせて、という気持ちだったそう。中でも<Let's Imagine>は、現在はBayFMの朝の顔であるパーソナリティーANNAの、シンガー時代のアルバムに提供したもの。ANNAはちょうど角松敏生プロデュースのデビュー・アルバムが10月早々にリイシューされるコトになっていて、解説を書いたばかり。<Let's Imagine>は同じ角松プロデュースの2nd 『STORIES』に入っているが、こちらは同時に配信リイシュー。フィジカル復刻は来年になるようだ。1st最後の<曇りのち晴れ>は、Aisaとのデュオ。ホッコリしたシンプルなアコースティック・ナンバーだけど、以前はキーを下げて歌っていたものを、今回オリジナル・キーに戻したとか。まだ不安が残るとはいえ、それだけスムーズに声が出るようになった実感があるのだろう。
2nd Stageは、ピアノの弾き語りでスタート。亜美さんは白地のショート・ドレスで、「メーテルみたいでしょ?」と自画自賛。大丈夫、還暦すぎでコレをやってサマになるのは、貴方しかいませんって

普段のライヴでも、楽しい楽曲と夢見心地の少女のようなMCで、ファンタジーの世界へと誘ってくれる亜美さん。でも今回は、喉の手術や直前のコンディション不良などが重なって、不安を押し隠す中でのコンサート。そうした思いがMCの隅々から溢れ出していて、胸に迫るモノがあった。実際これまでは、込めて歌うとイガラっぽくなってしまうことが多々あったが、それがだいぶ解消している印象。本調子ではないのは確かだが、回復途上でコレなら、あとは上へ上へと進むしかない。終演後に顔を合わせた亜美さんにそれを伝えたら、「60ウン歳になって進化してたら上等だよねェ〜

老けないどころか、逆に若返っているような亜美さん。あぁ、自分も、歳はとっても老け込まずにいないものヨ。
【1st Stage】
1. Recipe for Smile
2. フード ウォリーアー
3. マイ・ピュア・レディ
4. VOICE
5. 冥想
6. 純情
7. 愛の構造
8. Let's Imagine
9. そばかすうさぎ
10. 曇りのち晴れ
【2nd Stage】
11. The World Is All Changing
12. メッセージ 〜It’s always in me〜
13. オリビアを聴きながら
14. あなたの空を翔びたい
15. 月の魔法
16. 伝説の少女
17. Barrier
18. Smile
【Encore】
19. 天使のウインク
20. 待っていてね