fukamachi_rokuyu

ライターへの転身以前から付き合いのあった音楽・出版系業界人の飲み会@新橋。忘年会とは別の、数年振りの集まりだけど、みんな30年からの付き合い。所属や立場は変わっても、それぞれに頑張っているなぁ…と。楽しい酒宴でありました。

さて、今回はリニューアル情報。定期的に寄稿しているALFA MUSIC公式note内、【アルファミュージック考現学】が更新された。書いたのは、「ALFA+アルファ〜リアル・クロスオーヴァー進化論 〜 深町純」。

深町純とALFAといえば、1にも2にも、深町純&ニューヨーク・オールスターズ。アルファ・レコードからリリースされた78年作『ON THE MOVE』と同年録音『LIVE』だろう。スティーヴ・ガッド (ds)、リチャード・ティー (key)、ランディ&マイケル・ブレッカー (horns)、デヴィッド・サンボーン (sax)、マイク・マイニエリ (vibe)、アンソニー・ジャクソン/ウィル・リー (b) 、バリー・フィナティ/エリック・ゲイル (g) 等などが参加。国産フュージョンの金字塔的作品として知られている。

でも深町さんは、それ以前から音楽出版社としてのアルファ・ミュージックに関与し、自作曲の版権管理を預けていた。その流れでアルファ原盤で作ったアルバムが、この75年作『六喩』である。当時の発売は、東芝EMIのExpress。09年の初CD化は、現在のアルファ音源発売元であるソニー・ミュージック。正確には深町純&21st センチュリー・バンド名義で、大村憲司 (g)、小原礼 (b)、村上ポンタ秀一 (ds)、浜口茂外也 (perc)、村岡健 (sax) という、まさに和製クロスオーヴァー・シーンの手練れたちが集まった。

内容の詳細については、こちらのリンクを見ていただくとして。
https://note.com/alfamusic1969/n/nd72b4070da00?magazine_key=ma27804a4e38e

フュージョンというよりはクロスオーヴァーという名称が よりシックリくる、ポジティヴで迸るような勢いのあるトライアルまみれの一枚。ポンタさんや小原さんにとっては、KYLYNに繋がる部分もあったのでは?