billy joel live

今日は某レーベルとの打ち合わせから、そのままのメンツでプチ忘年会。来年の仕掛けをいろいろ考えたりして…。CD市況は相当に冷え込んで、アナログも価格や製造スケジュールの問題で頭打ちになりつつあるが、何か動かなければ成果も出ない、というコトで、できるコトをシッカリやっていこうと…。

さて、年明けの来日公演を記念しての、ビリー・ジョエル『LIVE THROUGH THE YEARS -Japan Edition-(ビリー・ザ・ベスト:ライヴ!)』CD2枚組。19年に配信リリースされた『LIVE THROUGH THE YEARS』をベースに、世界初CD化音源や限定盤のみ収録のレア・トラックなどを大量追加。オリジナル・コンピの20曲収録を32曲に拡大し、その中に世界初CD化13曲、日本初CD化6曲を含んでいる。細かく見ると、オリジナルに入っている楽曲でも録音時期や場所が異なるライヴ・ヴァージョンに差し替えられていたりするが、いろいろ貴重なテイク満載なので、熱心なファンならずとも押さえてほしいトコロだ。

個人的に気になったのは、76年の<New York State of Mind>、77年の<Just The Way You Are>、82年の3曲<The Stranger><Allentown><Pressure>と、いずれも世界初CD化の楽曲。特に<The Stranger>以下の3曲は、先月リリースされたばかりのアナログ11枚組ボックス『THE VINYL COLLECTION Vol. 2』に3枚セットで収められた目玉盤『Live From Long Island』から。この超絶特大ボックスは、2年前の『THE VINYL COLLECTION Vol. 1』でも2枚組『Live At The Great American Music Hall, 1975』を収録(6月録音)しており、同年暮れに<New York State of Mind>が書かれたという定説を覆している。この『Live At The Great American Music Hall, 1975』は今年のレコード・ストア・デイでもアナログ限定発売され、サブスクでも視聴可能。追って『Live From Long Island』も単発リリース願いたいな。

ディスク2は、90〜ゼロ年代のスタジアム・ライヴからの収録が多く、歌や演奏、そしてオーディエンスのヴォルテージも高くなっている。ただ自分的には、ビリー熱が最も高かったのは、『THE STRANGER』や『52ND.STREET』の頃。そこから遡って、『PIANO MAN』や『TURNSTILES(ニューヨーク物語)』を知った。やっぱりピアノマンの名の通り、シンガー・ソングライター色の強かった頃のビリーが好きなのだなぁ。

16年前の来日時は、当日券で東京ドームへ足を運んだけれど、来月の公演は一夜限り、しかも最後の来日かも、という噂が効いてか早々にソールド・アウト。行かれる人はこのライヴ・ベストで予習して、楽しんできてください。

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Tower Records